新生銀行の住宅ローンの特徴や金利、おすすめの人
新生銀行の最新の住宅ローン金利や住宅ローンサービスの特徴、住宅ローンを組む上でのメリット、デメリットをまとめて紹介しています。
新生銀行は多くの店舗を持った都市銀行ですが、個人向けにネット銀行並みに便利なサービスを展開しています。住宅ローンも金利が低く、手数料も安いので、ネット銀行の住宅ローンをチェックしている人は新生銀行の住宅ローン金利もチェックしておきましょう。
なお、本記事では新生銀行の変動金利および当初固定金利の住宅ローンを紹介しています。フラット35などの長期期間の固定金利住宅ローンを検討中の方はフラット35のページをご確認ください。
住宅ローンの金利、基本情報
店舗での相談が可能になっているので、住宅ローンを低い金利で借りたいけど店舗での相談もしたいという人はイオン銀行と一緒に検討すると良い銀行です。
■住宅ローン金利
変動金利 | 年0.68% |
固定金利(1年) | 年0.90% |
固定金利(5年) | 年1.00% |
固定金利(10年) | 年1.30% |
※2016年1月適用金利
ネット銀行住宅ローン金利の比較
■各種手数料
事務手数料(税別) | パックなし→5万円安心パック→10万円安心パックW→15万円 |
保証料 | 無料 |
繰上返済手数料 | 無料 |
団体信用生命保険 | 無料 |
8大疾病保障 | 付帯できない |
新生銀行の住宅ローンの評価
新生銀行の住宅ローンの使える点、良い点
- 事務手数料が安く保障を選べる
- 繰上返済が1円から手数料無料で可能
- 保証料をはじめ各種手数料が無料
- 団体信用介護保障が付帯して万が一の時も安心
- 店舗での相談が可能
事務手数料が安く保障を選べる
新生銀行の最大の特徴は事務手数料が安い点です。
通常、ネット銀行で住宅ローンを組むと融資総額の2%程度の事務手数料がかかり、3,000万円の借入をした場合60万円程度になります。
新生銀行では事務手数料が最大でも15万円と安く、全銀行を見ても住宅ローンを借りる際のコストが最も安くすみます。
事務手数料は選べる保障サービスの安心パック、安心パックWを付帯させるかどうかで代わり、何も付帯させないと5万円、安心パックを付帯させると10万円、安心パックWを付帯させると15万円となっています。
安心パックに加入すると借主が要介護状態になった時にローン返済をしなくて済むようになる「安心保障付団信」と、繰上返済により短縮した返済期間分だけ返済を休むことができる「コントロール返済」が付帯するようになります。
安心パックWは安心パックの保障に加えて病児保育、家事代行、ハウスクリーニングなどの生活サポートが付帯します。
安心パック、安心パックWの保障内容は金額から見ると非常にお得ですし、住宅ローン加入者が自分で必要な保障を選べる点も良い点ですね。当サイトとしては安心保障付団信の付帯が嬉しい安心パック以上の加入をおすすめしています。
繰上返済が1円から手数料無料で可能
新生銀行では繰上返済が1円から可能で、一部繰上返済手数料もすべて無料になっています。
繰上返済はインターネットから申し込みをして行うことができるので、インターネットバンキング経由でいつでも気軽に行うことができます。
繰上返済の方法は月の返済額を変えずに期間を短くする「期間短縮」と返済期間は変えずに月の返済額を減らす「返済額軽減」のうち期間短縮のみとなっていますが、一般的に期間短縮の方が総返済額が減らすことができて有利になっていますので大きなデメリットにはならないでしょう。
またあらかじめ設定をすることで、指定した預金残高を1万円以上上回ったらその金額分をすべて自動的に繰上返済をする「自動繰上返済(スマート返済)」機能もありますので、生活資金以外はすべて繰上返済したいという人は毎月余ったお金を手続きをして繰上返済をする必要がなくなり非常に便利です。
保証料をはじめ各種手数料が無料
また繰上返済手数料だけでなく、保証料、団体信用生命保険料などの各種手数料が無料になっています。
住宅ローンの保証料はメガバンクでは50万円から60万円もかかりますので、それが無料になるだけでも大きな経済的メリットがあります。新生銀行ではその分事務手数料がかかりますが、5万円から15万円程度ですので、差し引いても十分おつりがきます。
さらに新生銀行はATM利用手数料が完全無料の銀行ですので、住宅ローンを組む際に新生銀行の口座を作ればATMの利用手数料もすべて無料になります。
団体信用介護保障が付帯して万が一の時も安心
さらに上述した安心パック、安心パックWに加入していると、自動的に団体信用介護保障が付帯します。団体信用介護保障は公的介護保険制度の「要介護3以上」に認定された時、または要介護状態が180日以上継続した場合に、住宅ローン残高と同額の保険金が支払われるため、住宅ローンの返済をせずにすみます。
団体信用生命保険が借主が死亡した時に住宅ローンを支払う必要がなくなるのに対して、団体信用介護保障は借主が要介護状態になった時のリスクに備えるものです。
住宅ローンの返済期間は働き盛りという人がほとんどなので、自分が要介護状態になると想定するのは難しいですが、万が一の時に家を守ることができる保障で、新生銀行であれば事務手数料に税別5万円を上乗せすれば付帯させることができるので、ぜひとも付帯させておきたい保障といえます。
新生銀行の住宅ローン向けサービスの「安心パック」、「安心パックW」は2014年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞を受賞しており、第三者機関からも高く評価されており、内容を見ても良い保障といえますね。
店舗での相談が可能
また新生銀行はネット専業銀行ではなく店舗をもった都市銀行ですので、各店舗や住宅ローン専門のフィナンシャルセンターで住宅ローンのシミュレーションや相談をすることができます。
住宅ローンは家と同じく高額で長い付き合いになる商品ですので、対面で相談できないのが不安という人には嬉しいですね。
もちろん、土日祝日もつながるコールセンターでの電話での相談や、WEBでのシミュレーションや各種案内ページも用意されていますので、自分の状況に合わせて住宅ローンに関する疑問を解消することができます。
新生銀行の住宅ローンの使えない点、悪い点
- 変動金利は半年経過後に金利が上がる
- 全疾病保障を付帯させることができない
変動金利は半年経過後に金利が上がる
新生銀行で住宅ローンを借りる際に気になる点は金利です。変動金利は当初低く抑えられており、ネット銀行と比べても安い方ですが、変動金利は半年経過後に上がる仕組みになっています。
2015年12月適用金利の場合は当初年0.680%ですが、半年経過後はローン残高によって0.95%から1.35%まで金利が上がってしまいます。
ネット銀行並みの金利で借りられるのは最初の半年ですので、事務手数料で浮いたお金や生活で余ったお金は積極的に繰上返済をして早く完済させる必要があります。
全疾病保障を付帯させることができない
また団体信用介護保障が付帯していると要介護状態になった時のローン返済は保障されますが、一部銀行で付帯させることができる全疾病保障は付帯させることができません。
がんや急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病などの病気にかかり、働けなくなった時にローン返済をしなくてすむ全疾病保障は、当サイトでは必須に近い保障と考えており、その全疾病保障を付帯できない点は大きなマイナスです。
住宅ローンを支払えなくなるリスクは死亡や要介護となるよりも8疾病にかかる方が大きいので、ぜひ全疾病保障はほしいところです。
住宅ローンに全疾病保障をつけたい人は住信SBIネット銀行やイオン銀行など、全疾病保障をつけることができる(住信SBIネット銀行は無料付帯)銀行をチェックすると良いと思います。
結論(おすすめできるか)
結論:住宅ローンを借りる際の手数料を抑えたい人におすすめ
新生銀行は他のネット銀行と比べても圧倒的に事務手数料が安く済むので、住宅ローンを借りる際の手数料を安くしたい人におすすめの銀行です。事務手数料が5万円から15万円は他の銀行の半額以下の金額ですので、借りる際のコストを最小限に抑えたい人にはぴったりでしょう。
団体信用介護保障や自動繰上返済(スマート返済)、コントロール返済など独自の便利なサービスも提供していますので、ローン返済も効率的に行うことができます。
一方で金利は他のネット銀行の方が有利な場合も多いので、返済期間が長くなると総返済額は他のネット銀行の方が安くなります。そのためがんがん繰上返済をして早期に完済したい人におすすめの銀行です。
ネット銀行の住宅ローン金利やサービスの比較は別の記事で紹介していますので、迷う方はぜひご覧いただければと思います。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
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