ネット銀行の法人用口座サービスと活用法

法人用の銀行口座を作ろうと思った時も一部のネット銀行ではお得に活用することができます。

通常、法人用の口座向けのサービスは多くの取引が発生することから、口座維持手数料がかかったり、振込手数料などが高めに設定されており、ネット銀行も例外ではありません。

ただ、法人口座同士のサービスを見ると、メガバンクと比べてネット銀行が優れている点も多いので検討する意味はあると思います。

メガバンクなど大手銀行はコストが高い

メガバンクの法人口座サービスは口座維持手数料は無料となっていますが、
インターネットバンキングを利用するためには利用料がかかります。

今ではインターネットバンキングを利用しないというのはあまりないと思いますので、
基本は手数料がかかると考えた方がよいでしょう。

メガバンクの法人用インターネットバンキングサービスの概要は以下の通りです。

■メガバンクの法人口座（インターネットバンキング）サービス概要

個人用のインターネットバンキングに比べてセキュリティが高いサービスになっている点が特徴です。

振込手数料は個人用が300-420円程度であることを考えると1.5倍くらいの手数料になっていることがわかりますね。

一部のネット銀行は法人口座の開設が可能

一方、ネット銀行では一部の銀行が法人口座開設に対応しています。

対応している銀行は住信SBIネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行、セブン銀行です。
（セブン銀行は法人用サービス「売上金入金サービス」、「店舗集配金サービス」などの利用会社のみ法人口座開設可能）

法人口座を開設できるネット銀行が限られるという点はネット銀行のデメリットであるといえますね。

しかしながら法人口座を開設可能なネット銀行の口座維持手数料は無料となっていて、振込手数料などもメガバンクよりも安い手数料となっています。

■ネット銀行の法人口座サービス概要

このように見ると振込手数料はメガバンクの3分の1程度と格安になっていることがわかります。

住信SBIネット銀行、PayPay銀行では大量の振込依頼を受け付ける総合振込サービスにも対応しており、大量の決済がある法人であっても対応可能なサービスを提供しています。

振込手数料の安さを考えると、振込の件数が多い法人ほどネット銀行の法人口座を利用した時のメリットは大きくなります。

信用重視か経済的メリット重視かが判断基準

法人用の口座の場合、信用もあるため取引用の口座はメガバンクで用意しておきたいという会社も業種によってはあると思います。

メインバンクがネット銀行であっても関係ないと思いますが、そのような点を気にする方がいるということも事実で、ビジネスは相手があってのものですので考慮しないといけない方もいらっしゃると思います。

ネットショッピングの運営など、そのような点をあまり気にせず、経済的メリットを重視するという場合は、振込手数料が安く口座維持手数料もかからないネット銀行の方が間違いなくメリットが大きくなります。

銀行との関係なども含めた状況を見て検討されると良いと思います。

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