ネット銀行の預金金利の比較と金利の違いで得する金額

公開日:2013年12月6日
最終更新日: 2018年7月4日

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ネット銀行の大きな魅力は、「高い金利」です。

預金金利の差はネット銀行とメガバンクでは10倍以上も違うことがあり、どうせ預けるなら少しでも金利の高いところに預けたいと思うのが普通ですよね。

数か月や1年という短期間で見ると、預金金利により手元に入る金額の差はわずかですが、長期間で運用をすることを考えると差額はかなり大きくなりますので、金利の高い銀行を選ぶことは本当に重要です。

預金金利といっても、普通預金、定期預金など種類があり、円貨、外貨の違いもあります。それぞれで有利な銀行は変わってきますので、各預金、期間ごとの定期預金でネット銀行の金利を徹底比較しています。

また、金利は常に変わるものですので、定期的にネット銀行の預金金利を記録しています。キャンペーン金利に騙されたくないという方は、過去の金利の動きもぜひ参考にしてください。

最新の預金金利の比較

各ネット銀行の最新の預金金利を普通預金と期間ごとの定期預金ごとに見ると以下のようになっています。

■主要ネット銀行の普通預金金利

銀行名金利
(2018/7/4時点)
住信SBIネット銀行0.001%
楽天銀行0.02%
ジャパンネット銀行0.01%
ソニー銀行0.001%
新生銀行0.001%
イオン銀行0.12%
大和ネクスト銀行0.005%
セブン銀行0.001%
じぶん銀行0.001%
三菱東京UFJ銀行0.001%
三井住友銀行0.001%
みずほ銀行0.001%

■1か月もの定期預金金利

銀行名金利
(2018/7/4時点)
住信SBIネット銀行0.02%
(新規口座開設者はキャンペーンで1.0%)
楽天銀行0.020%
ジャパンネット銀行0.020%
ソニー銀行0.010%
新生銀行0.010%
イオン銀行0.02%
大和ネクスト銀行0.080%
セブン銀行0.015%
じぶん銀行0.030%
三菱東京UFJ銀行0.010%
三井住友銀行0.010%
みずほ銀行0.010%

■1年もの定期預金金利

銀行名金利
(2018/7/4時点)
住信SBIネット銀行0.20%
楽天銀行0.12%
ジャパンネット銀行0.02%
ソニー銀行0.15%
新生銀行0.01%
イオン銀行0.05%
大和ネクスト銀行0.10%
セブン銀行0.02%
じぶん銀行0.05%
三菱東京UFJ銀行0.001%
三井住友銀行0.001%
みずほ銀行0.001%

■5年もの定期預金金利

銀行名金利
(2018/7/4時点)
住信SBIネット銀行0.02%
楽天銀行0.04%
ジャパンネット銀行0.02%
ソニー銀行0.02%
新生銀行0.01%
イオン銀行0.10%
大和ネクスト銀行0.10%
セブン銀行0.02%
じぶん銀行0.03%
三菱東京UFJ銀行0.01%
三井住友銀行0.01%
みずほ銀行0.01%

全体的に預金金利の差はネット銀行とメガバンクでは大きなものですが、普通預金金利では大差なくあまり差がありません。

ネット銀行でも普通預金の金利は低く、金利で得をしたいと思うならすぐに使う予定のないお金は定期預金に預けるのが一番です。

ネット銀行の定期預金金利はメガバンクの4倍から7倍も高く、定期預金を使って資産を少しでも増やしていきたいという人はネット銀行の活用が必須といえますね。

ただし・・

唯一イオン銀行を利用すると普通預金金利が定期預金なみに高くなっています。

優遇金利を受けるには、一工夫が必要となりますので、こちらの記事をご覧ください。

日本では超低金利が続き、定期預金だけの運用だけではやっていけないとも言われていますが、まだまだ日本人の資産運用の中心は定期預金であることには変わりません。

投資資金が減るかもしれない株や投資信託と比べて、ほぼノーリスクで運用できる定期預金のメリットがなくなるわけではありませんので、堅実派の人はお得なネット銀行を利用して資金を手堅く増やすのがおすすめです。

定期預金の金利は見直しがされて変動するものですので、最も金利が高い銀行もその時々や期間によって異なります。

全体的、継続的に高い金利を提示しているのは住信SBIネット銀行、楽天銀行、ソニー銀行ですので定期預金金利重視派の人はこれらの銀行口座を持っておくと良いでしょう。

>>住信SBIネット銀行の口座開設(無料)
>>楽天銀行の口座開設(無料)
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金利の違いで得をする金額

定期預金金利はネット銀行とメガバンクで大きく違いますので、10年、20年と運用を続けていると受け取ることができる金利には大きな差が出ます。

仮に1年物の定期預金を毎年100万円積み立て、30年自動継続して預け入れし続けた場合に、ネット銀行の金利が0.2%、メガバンクの金利が0.025%だとすると最終的に受け取る金額がどう変わるか試算してみます。

1年目に受け取れる利子の差は1,750円と差は少ないですが、年が経つにつれ残高が大きくなるので単純に毎年の受取利子の差は大きくなり、さらに毎年の金利の差額も複利効果でどんどん大きくなるので、差額は5年目で26,329円、10年目で96,902円、20年目で372,785円とどんどん大きくなっていきます。

30年を迎えると差額はなんと831,703円にもなります。

年数 残高の差額
1年 1,750円
5年 26,329円
10年 96,902円
20年 372,785円
30年 831,703円

1年の金利の差はわずかでも長期に運用をすることでこれほどの差がつくとなると、定期に預けてもしょうがないと捨てるわけにはいかず、少しでも金利が高い銀行を選ぶ重要性が分かると思います。


過去の預金金利まとめ

当サイトでは毎月主要な銀行の金利をウォッチして記録しています。

銀行の金利は常に変わりますので、最も金利がお得な銀行は変わっていきます。キャンペーン金利が適用されていることもありますので、一時の金利だけを見てお得な銀行と決めて口座開設するのは危険です。

中長期的な預金金利の変化を見て総合的にお得な銀行を選ぶのも良いことです。過去の預金金利は以下にまとめていますので参考にしていただければと思います。




ネット銀行の大きな魅力の一つに定期預金金利の高さがあります。

ネット銀行とメガバンクを比べると、ネット銀行の預金金利は4倍から5倍にもなりますので、ある程度まとまったお金を定期預金として持つならネット銀行を開設するのが圧倒的に便利です。

預金金利はネット銀行ごとによっても異なりますので、金利の高さを比較して選ぶことがお得を最大化させるためのポイントになります。

銀行の預金金利は普通預金金利は短期金利(無担保コールローン)、定期預金の金利は調基金利(10年物の国債利回り)に連動しており、長期金利が低下している現在は各ネット銀行の預金金利も低下しています。

定期預金金利は期間ごとに有利なネット銀行が異なりますので、自分が預けたい期間の定期預金金利が最もお得な銀行を選ぶのが良いでしょう。複数の期間の定期預金に預けたい人は複数のネット銀行の口座を持っても良いかもしれません。

とはいえ、時期によっても期間ごとに最もお得なネット銀行は変わりますので、過去の金利の推移も見つつお得なネット銀行を選ぶようにしましょう。



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