ゆうちょ銀行の金利・手数料・サービスの特徴と活用方法

公開日:2014年1月17日
最終更新日: 2015年5月19日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

logo-yutyoゆうちょ銀行は全国2万か所以上のATMネットワークやその安心感から利用している人の多い金融機関です。

銀行とはいえ、サービス内容が他の銀行と異なり特徴的で、きちんと比較できずに利用していたり、逆に敬遠している人もいると思います。

本記事ではきちんと比較できる形でゆうちょ銀行の預金金利や手数料などのサービス内容を検証していきたいと思います。

なお、本記事ではゆうちょ銀行のオンラインバンキングサービスである「ゆうちょダイレクト」のサービス内容を紹介しています。


ゆうちょ銀行の振替手数料

ゆうちょ銀行の振替手数料は以下の通りです。

なお、振込のことをゆうちょ銀行では振替といいます。郵便局時代からの名残なのでしょうが、ややこしいですね。

■ゆうちょ銀行の振替手数料

条件 3万円未満 3万円以上
振替手数料
(自行宛)
110円 110円
振替手数料
(他行宛)
210円 420円
無料利用回数 ゆうちょ銀行宛の振替は月5回まで無料

ゆうちょ銀行は自行宛の振替については月5回まで無料となっていて6回目以降から110円の手数料がかかる仕組みになっています。

他行宛の振替については3万円未満が210円、3万円以上が420円となっています。

メガバンクの振込手数料とほぼ同水準のサービス内容になっていますね。他行宛の振込が最大で1回420円かかるので、月に3回振込手数料が無料となる住信SBIネット銀行楽天銀行と比べるとずいぶん違いますね。

経済的にはネット銀行を利用した方が便利です。


ゆうちょ銀行の利用可能ATMと手数料

次に利用可能なATMです。

ATM 利用可否
セブン銀行ATM
イーネットATM
ローソンATM
アットバンクATM
ゆうちょ銀行ATM
JR東日本ATM
イオン銀行ATM
三菱UFJ銀行ATM
みずほ銀行ATM
三井住友銀行ATM

ゆうちょ銀行は提携金融機関も幅広く、主要なATMはすべて利用することができます。

急な出金が必要な時に利用できるATMが見つからないという体験をされたことがある方は多いと思います。

ゆうちょ銀行を利用していれば銀行、コンビニ、ゆうちょのいずれかを見つければ良いのでまず見つからないということはないと思います。

手数料はゆうちょ銀行ATMであればいつでも何度でも無料です。その他の提携ATMでは平日8:45-18:00、土曜日9:00-14:00は105円、その他の時間は210円のATM手数料がかかります。

ゆうちょ銀行ATMが行動範囲にあるという方であれば手数料をかけることなく利用することができます。

コンビニのATMもよく利用するという方はネット銀行を利用した方がよいですね。


ゆうちょ銀行の貯金金利

ゆうちょ銀行の貯金の金利は以下の通りです。

これも過去の名残でゆうちょ銀行では、預金と言わずに貯金と呼びます。

■通常貯金金利(2014/01/14時点)

貯金名 金利
通常貯金 0.030%

■通常貯蓄貯金金利(2014/01/14時点)

貯金名 10万円未満 10万円以上
通常貯蓄貯金 0.030% 0.035%

■定額貯金金利(2014/01/14時点)

期間 金利
6か月以上1年未満 0.035%
1年以上1年6か月未満 0.035%
1年6か月以上2年未満 0.035%
2年以上2年6か月未満 0.035%
2年6か月以上3年未満 0.035%
3年以上 0.040%

■定期貯金金利(2014/01/14時点)

期間 金利
1か月 0.035%
3か月 0.035%
6か月 0.035%
1年 0.035%
2年 0.035%
3年 0.05%
4年 0.05%
5年 0.06%

■定期貯金金利(2014/01/14時点)

期間 金利
6か月以上1年未満 0.035%
1年以上1年6か月未満 0.035%
1年6か月以上2年未満 0.035%
2年以上2年6か月未満 0.035%
2年6か月以上3年未満 0.035%
3年以上 0.040%

ゆうちょ銀行は貯金も色々種類がありますが、総じて金利は低く0.1%もありません。そのため現状の金利水準でゆうちょ銀行で貯金をするのはやめた方がよいといえます。

定額貯金は預け入れ後半年が経過すれば出金自由で出金した時の期間で金利が決まる自由度の高い良い商品ですが、現在の金利水準では貯金を組もうと思えないですね。

金利を重視するならやはりネット銀行に貯金するのが一番良いように思います。


ゆうちょ銀行の外貨預金

ゆうちょ銀行は外貨預金を提供していません。

そのため外貨預金をしたい場合は取引可能な銀行から預金をすることになります。

外貨預金を提供しているネット銀行の金利比較などは以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
ネット銀行を外貨預金の取扱通貨で比較
ネット銀行を外貨預金の金利で比較
ネット銀行の外貨預金を為替手数料で比較

金利やコストとなる為替手数料を考えるとやはりネット銀行が有利ですので、外貨預金をお得に取引したい方はネット銀行がおすすめです。


まとめ

ゆうちょ銀行のサービス内容を見てきました。

ゆうちょ銀行は店舗網の広さが特徴的で、入出金ができるATMが多いです。今回サービスを検証したのはゆうちょダイレクトですが、対面型の店舗として利用している方にとっては窓口がたくさんあってなお便利だと思います。

一方で振替や預金金利は有利とは言えず、手数料の安さや金利が高い預金を求める方にとっては少し物足りないサービス内容です。

対面型のサービスを求める方向けの金融機関で、自分で調べたり経済的メリットを重視する方にとってはネット銀行の方がおすすめです。

活用方法としてはメイン口座ではなく、サブ口座として保有していざという時や引き落としの出金口座として活用するというのが良いと思います。


本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。



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