住信SBIネット銀行「スマートプログラム」のランク特典、判定条件
住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」があり、サービスの利用状況に応じてATM手数料や振込手数料の無料回数が増えるなど、優遇がされるプログラムです。
うまくランクを上げることもでき、住信SBIネット銀行をお得に活用する上では欠かせないプログラムですので、住信SBIネット銀行のランク制度の内容や特典、判定条件などを見ていきたいと思います。
住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」のランク制度
住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」は、住信SBIネット銀行の利用状況に応じてランクが決まり、ランクに応じた優遇を受けることができるようになるサービスです。
ランクは1から4まであり、それぞれランクで特典が用意されています。
ランクごとの特典
各ランクごとの特典は以下のようになっています。
対象サービス | ランク1 | ランク2 | ランク3 | ランク4 |
---|---|---|---|---|
ATM利用手数料(出金) | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月15回 |
他行宛振込手数料 | 月1回 | 月3回 | 月7回 | 月15回 |
ポイント | – | – | – | 50ポイント |
ランク1の人はATM利用手数料が月2回まで、他行宛の振込手数料は月1回まで手数料が無料で利用できます。
無料回数が上記の回数だと、少し工夫をしないと銀行を利用する上で手数料がかかってしまいます。
なお、ATMへの入金や残高照会、自行宛(住信SBIネット銀行宛)の振込については、どのランクであっても手数料無料となっています。
ランク2になるとATM手数料が月5回、振込手数料が月3回まで無料になりますので、多くの人が手数料無料で利用できるようになります。
なので、まずはランク2を目指したいですね。
ランク3になるとATM手数料が7回、振込手数料が7回無料になります。
それぞれ7回まで無料となると、ほとんど手数料のことは気にせずに生活することができるようになります。
管理人はランク3の期間が長かったですが、無料利用回数を使い切ることはほとんどなく、最近では手数料回数を気にすることがなくなりストレスフリーになりました。
ランク4になるとポイントももらえる
最高ランクのランク4になるとATM手数料は15回、振込手数料も15回まで無料となります。
ランク3の倍以上の無料回数がありますので、実質的には完全無料といっても良い状況かと思います。
ランク4になるとさらに1ポイント1円の価値があるスマプロポイントを、毎月50ポイントもらうことができます。
無条件で毎月50ポイントをもらうことができるので、年間では600円相当のポイントがたまることになります。
スマプロポイントについては別の記事で紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
このようにランクが上がることで、ATM出金手数料や振込手数料の無料回数がどんどん増えていくことになります。
普段そこまでATMを利用しない人でも無料利用回数が増えることで、無料回数を気にせず利用できるようになるので気持ちが楽になります。
住信SBIネット銀行を利用するなら、できるだけ高いランクを目指して特典を受けたいですね。
スマートプログラムのランク判定条件
次にスマートプログラムのランク判定の条件を見ていきます。
ランクの判定は毎月行われ、預金残高や対象商品、サービスの利用状況、借入の利用状況などによって以下のようになります。
各ランクごとにその1からその4まで、2から4つの条件のいずれかを満たすと該当するランクが適用されることになります。
また、条件を満たしたランクのうち、最も高いランクが適用されるランクとなります。
(ランク2とランク3の条件を両方満たしたらランク3となる。)
各ランクの判定条件に当てはまらない人がランク1となるため、ランク1の判定条件はありません。
ランク2になるための判定条件
- 総預金残高30万円以上(月末)
- 総預金残高1,000円以上かつ30歳未満
- 総預金残高1,000円以上かつロボアドバイザー運用残高10万円以上
- 総預金残高1,000円以上かつ特定商品を2つ利用
総預金残高30万円以上(月末)
まずは総預金残高が30万円以上あることです。
総預金残高とは、円預金(普通・定期)、外貨預金(普通・定期)、仕組預金、SBIハイブリッド預金の合計残高のことで、要は住信SBIネット銀行に預けているお金の合計です。
30万円以上の預金残高が多いか少ないかは人によると思いますが、最もシンプルにランク2を目指すなら預金残高を30万円以上にするのが良いでしょう。
月末の残高をベースに判定がされますので、給料日が25日の人であれば月末まで引き落としや出金をしなければ達成できる人も多そうです。
10代、20代の人は1,000円あればランク2になれる
また、30代未満の人であれば、総預金残高が1,000円以上あればランク2となります。
若いうちから利用してもらいたいという思いがあるのか、住信SBIネット銀行では30歳未満の人はほぼすべてランク2以上となれますね。
10代の人、20代の人にとっては最も簡単に達成できる条件でしょう。
総預金残高1,000円以上かつロボアドバイザー運用残高10万円以上
総預金残高1,000円以上で、かつロボアドバイザー運用残高が10万円以上ある人もランク2となります。
ロボアドバイザーは住信SBIネット銀行が提供する自動資産運用ツールで、AIのアドバイスに従って資産運用ができるサービスです。
住信SBIネット銀行を出金先口座に設定していると対象となり、ランク2となります。
毎月少しずつでも積立をして、運用残高が10万円以上になれば簡単にランク2の条件を達成できます。
総預金残高1,000円以上かつ特定商品を2つ利用
最後に総預金残高1,000円以上で、かつ特定商品を2つ利用しているとランク2の条件となります。
対象の商品、サービスおよび条件は以下のようになります。
対象商品 | 条件 |
---|---|
外貨預金 | 月末残高あり |
仕組預金 | 月末残高あり |
SBIハイブリッド預金 | 月末残高あり |
純金積立 | 月末時点で契約あり |
給与・賞与・年金受取 | 月内に入金あり |
目的・不動産ローン | 月末残高あり |
BIG・toto購入公営競技入金 | 月内合計2万円以上 |
カードローン | 月末残高あり残高50万円以上は2つにカウント |
Visaデビットカード | 月末確定金額(利用金額)1万円以上:1つ3万円以上:2つ |
ミライノ カード | 当月確定金額(利用金額)1万円以上:1つ5万円以上:2つ |
多くの商品が対象となっており、上記の2つを満たしているとランク2となります。
SBIハイブリッド預金は利用していれば自然と達成できますし、外貨預金も端数でも残高があればカウントされますので簡単にクリアできます。
その他に給与の受取も簡単に達成できますし、管理人は口座さえあれば簡単にできる公営競技の入金で毎月クリアしています。
人によってクリアしやすい条件は異なると思いますが、自分がクリアできそうなもので達成を目指してみてください。
何もないという人でも外貨預金+SBIハイブリッド預金を活用することでランク2は簡単にクリアできます。
ランク3になるための判定条件
- 総預金残高300万円以上(月末)
- 総預金残高1,000円以上かつ住宅ローンの月末残高あり
- 総預金残高1,000円以上かつロボアドバイザー運用残高100万円以上
- 総預金残高1,000円以上かつ特定商品を3つ利用
ランク3になるための条件は、基本的にランク2となるための条件が少し厳しくなったようなしくみとなっています。
ランク2と異なる条件としては、住宅ローンの月末残高がある人であれば、預金残高1,000円以上あればランク3となれるようになっています。
総預金残高のみの条件では、300万円以上の残高が必要となりますのでなかなかに厳しいです。
またロボアドバイザーの残高についても100万円以上必要となります。
特定商品、サービスの利用は3つ以上が必要となってきます。
外貨預金、SBIハイブリッド預金は簡単に達成できるので、残り1つを何で達成するかがランク3攻略のポイントになってきます。
最も簡単なのが給与、賞与、年金受取で給与振込口座を住信SBIネット銀行にできる人なら簡単にランク3を達成できます。
その他にBIG・toto購入、公営競技入金もBIGやtoto、馬券、舟券を購入する必要はないので、これらのサービスを利用することに抵抗がない人であれば簡単に達成できます。
管理人は勤務先の振込先口座が指定されていたので、住信SBIネット銀行にすることはできませんでしたが、ネットから馬券購入できる「即PAT」を利用していたので、毎月最初の週に2万円を入金して条件を達成していました。
馬券を購入しない月もありましたので、コストゼロでランク3までは達成できます。
ミライノ カードやVisaデビットカードも比較的簡単に達成することができます。
上述した通り、ランク3になればATM手数料、振込手数料が毎月7回まで無料になります。
普通の人であればこれだけあれば、まず無料で銀行サービスを利用できると思います。
ランク4になるための判定条件
- 外貨預金、仕組預金の合計残高500万円以上(月末)
- 外貨預金、仕組預金の合計残高300万円以上かつ住宅ローンの残高あり(月末)
いよいよ最高ランクのランク4ですが、ランク4になるといきなり条件が厳しくなります。
総預金残高の条件がなくなり、外貨預金と仕組預金の残高の合計が500万円以上あるか、外貨預金と仕組預金の残高の合計が300万円以上で住宅ローンの残高が必要となります。
つまり、外貨預金か仕組預金のいずれかは必ず利用する必要があり、かつその残高も多く必要です。
外貨預金や仕組預金は必ずしもお得でないケースもあり、手数料や為替コストを支払うことになりリスクのある商品でもありますので、ランク目的で取引する種類の商品ではありません。
これらの商品を取引している人であれば、結果的にランク4が適用されて様々な恩恵を受けることができると考えた方が良いでしょう。
ATM手数料、振込手数料の無料回数が15回になるのは魅力的ですが、ランク3の7回でも十分と言えますし無理せず適用されたらラッキーくらいが良いと思います。
ただし、ミライノ カードGOLDやPLATINUMを持っていて住信SBIネット銀行を引き落とし口座としていると2ランクアップする特典があります。
ランク2まで適用条件をクリアすれば最高のランク4が適用されます。
ランク4を目指す上で最も簡単なルートといえますので、ランク4を目指したい人は検討してみてください。
スマートプログラムのランク適用時期
スマートプログラムでは毎月上記のランク判定を行い、翌々月にそのランクに応じた特典を受けることができます。
例えば1月の取引内容をもとにランク3と決定した場合は、3月のランクが3となり、3月利用分(3/1から3/31)が手数料の無料回数の対象となります。
また新規口座開設した人は口座開設の当月および翌月は一律ランク2になります。
3か月目は口座開設当月の利用状況によってランク判定を行い、以降は各月の利用状況がランクに反映されていきます。
- 口座開設初月:一律ランク2
- 口座開設2ヶ月目:一律ランク2
- 口座開設3ヶ月目:1ヶ月目の利用状況に応じたランクを適用
- 口座開設4ヶ月目:2ヶ月目の利用状況に応じたランクを適用
どんなにサービスを利用しても口座開設初月と翌月はランクは同じですので注意しましょう。
まとめ
住信SBIネット銀行のランク制度の特徴やランクごとの特典、各ランクの判定条件を見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ランクによってATM手数料、振込手数料の無料回数が変わる
- ランク3までは簡単に達成できる
- ランク4を目指すならミライノ カードGOLD、PLATINUMがおすすめ
住信SBIネット銀行のランク制度は、サービスの利用状況によってランクが決まり、ランクによってATM手数料や振込手数料の無料回数が決まるプログラムです。
ランク2でATM手数料が5回、振込手数料が3回まで無料になり、ランク3になるとATM手数料、振込手数料ともに7回まで無料となります。
普通に利用する分には十分な回数であり、上述した方法でランク3までは比較的簡単に達成できますので、住信SBIネット銀行を利用している人はぜひ活用してみてください。
ランク4の特典は大きいですがハードルが高く、目指すならミライノ カードGOLDやPLATINUMを利用するのがおすすめです。
ミライノ カードは還元率1%でカードのスペックが高く、ミライノ カードGOLDは年会費が無料になる条件もあります。
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