住信SBIネット銀行利用者がミライノ カードを利用するメリット、活用方法
「ミライノ カード」は住信SBIネット銀行が発行しているクレジットカードですので、住信SBIネット銀行利用者が利用するとメリットが大きくなっています。
住信SBIネット銀行を利用している人でミライノ カードのメリットがいまいちわからない人もいると思いますので、住信SBIネット銀行利用者がミライノ カードを利用するメリットやメリットを最大化するための活用方法などを見ていきたいと思います。
ミライノ カードの特徴や券種ごとの違い、審査基準などについては別記事にまとめていますので、こちらも参考にしてください。
ミライノ カードの住信SBIネット銀行利用者向けのメリット
- スマートプログラムのランクが優遇される
- スマプロポイントに交換することで還元率が1.0%となる
- 住信SBIネット銀行カードローン金利が優遇される
スマートプログラムのランクが優遇される
ミライノ カードの住信SBIネット銀行利用者向けのメリットを見ていきましょう。
まず、最も大きなメリットがスマートプログラムのランク優遇がされる点です。
ミライノ カードは、住信SBIネット銀行を引き落とし口座に設定することで、スマートプログラムのランクがGOLD、PLATINUMで2ランクアップします。
また、一般カードはランク判定商品とカウントされ、引き落とし金額が1万円以上で1つ、5万円以上で2つとしてカウントされます。
ミライノ カードのランク優遇は、基本ランクにプラスしてアップするので、仮にランク2の人がGOLDカードを利用しているとランク4になります。
重要なポイントは最高ランクのランク4に簡単に到達できる点です。
ランク2や3は比較的簡単に達成できますが、ランク4に到達するには外貨預金や仕組預金、住宅ローンのいずれかの契約が必須となり、かなりハードルが高いです。
ミライノ カードは普通に利用するだけでそんなランク4の適用となるので、かなり貴重でメリットが大きいです。
ランク4になると、ATM手数料、振込手数料ともに毎月15回まで無料になるだけでなく、1ポイント1円のスマプロポイントも毎月50ポイントもらうことができます。
毎月50ポイントをもらうと年間で600ポイントとなりますので、何気に結構大きいですね。
対象サービス | ランク1 | ランク2 | ランク3 | ランク4 |
---|---|---|---|---|
ATM利用手数料(出金) | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月15回 |
他行宛振込手数料 | 月1回 | 月3回 | 月7回 | 月15回 |
ポイント | – | – | – | 50ポイント |
スマートプログラムの優遇だけを見てもミライノ カードのメリットの大きさがわかります。
スマプロポイントに交換することで還元率が1.0%となる
また、住信SBIネット銀行利用者はミライノ カードの還元率が2倍になるメリットもあります。
ミライノ カードを利用してたまるポイントはミライノポイントといって、カードの請求額から差し引くか住信SBIネット銀行のスマプロポイントと交換することができます。
スマプロポイントは1ポイント1円相当の価値があり、住信SBIネット銀行で現金と交換ができます。
ミライノポイントは、1ポイントでスマプロポイント2ポイントと交換することができ、交換して使うことで1ポイント2円の価値となります。
1,000円利用するごとに5ポイント(10円相当)たまるので、還元率は1%となります。
一方でミライノポイントをミライノ カードの請求額から差し引く形で使用すると、1ポイントで1円の減額となりますので、1ポイントの価値は1円相当となり、請求額から差し引く形でポイントを使うと還元率は0.5%となります。
住信SBIネット銀行を利用することでミライノ カードの還元率が2倍になるので、ポイント還元の面でも住信SBIネット銀行利用者には大きなメリットとなります。
住信SBIネット銀行カードローン金利が優遇される
また住信SBIネット銀行をミライノ カードの引き落とし口座に設定している人は、住信SBIネット銀行が提供しているカードローン「Mr.カードローン」の金利が0.1%優遇されます。
Mr.カードローンはネット銀行が提供しているカードローンで、もともと低金利が魅力のローンですが、そこからさらに優遇金利が適用されます。
実際に借りられるかは住信SBIネット銀行の審査によりますし、ベースで適用となる金利も審査で決定しますが、少なくとも何もない状態よりは有利な金利となります。
クレジットカードのキャッシングやリボ払いは金利が高めなので、カードローンを利用した方がお得なケースは多くあります。
そのような場合に、さらに金利が優遇されるので、お金が急に必要になったらMr.カードローンを検討したいですね。
(利用しないのが一番ではあります)
住信SBIネット銀行利用者のミライノ カード活用方法
- 利用金額を集中させてメリットを最大化
- メイン銀行を住信SBIネット銀行にして振込手数料、ATM手数料を無料にする
利用金額を集中させてメリットを最大化
住信SBIネット銀行を利用している人がミライノ カードを最大限活用していくにはどうしたら良いでしょうか。
まずは利用金額を集中させてメリットを最大化させることです。
住信SBIネット銀行利用者がミライノ カードを利用することで還元率は1%になります。
他のクレジットカードを見ても高還元の部類に入りますので、支払いをミライノ カードに集中することで多くの場合還元が多くなりお得です。
またミライノ カードに利用金額を集中させることで、年会費が無料になり、より確実にランクアップをすることができます。
さらにミライノ カードは条件付きで年会費が無料になるカードです。
- 一般カード:年間10万円以上(900円)
- GOLDカード:年間100万円以上(3,000円)
最上位のPLATINUMカードに無料条件はありませんが、その他の一般カード、GOLDカードは年会費を無料にすることができます。
一般カードの年間10万円には月8,000円程度の利用で良いので、割と簡単に達成することができます。
GOLDカードの年間100万円を達成するのは大変に感じる人もいますが、達成できれば一般カードよりも付帯サービスが充実したGOLDカードを年会費無料で使用していくことができます。
年会費無料で利用したい人は、自分の利用状況にあわせてどちらのカードにするか決めると良いでしょう。
また、一般カードは引き落とし金額によってランク判定商品のカウントが変わってきます。
- 1万円以上:1つ
- 5万円以上:2つ
一般カードを利用しているだけではランク4に到達することはできませんが、ランク判定商品として活用したい人は年会費無料と1つとしてカウントされる目安の月1万円付近をまず目指し、できれば月5万円以上の利用金額を集中させて2つのカウントを目指したいところです。
利用金額を集中させることで、ポイント還元、スマートプログラムのランク、年会費と様々なメリットがありますので、ミライノ カードを作ったらなるべく利用金額は集中させたいです。
メイン銀行を住信SBIネット銀行にして日々の振込手数料、ATM手数料を無料にする
また、最高ランクのランク4になったら、振込手数料とATM出金手数料が月に15回も無料になるので、これらの手数料を気にせずに利用することができます。
なので、メイン銀行(入出金する銀行)を住信SBIネット銀行にしてガンガン使い倒すことができます。
お財布代わりの銀行としても活用していくことができます。
無料利用回数は利用しないと意味がないので、せっかくランク4になったら他の銀行で手数料を払ったり、手数料の無料回数を気にして利用しているともったいないので住信SBIネット銀行をメイン口座として使っていくのが良いと思います。
ネット銀行を利用していると、毎月の無料利用回数を意識してしまいますので、これを気にしないで生活できるのは思った以上に快適です。
普段ネット銀行を利用している人ほど、ぜひミライノ カードで利用回数を気にしない快適さを味わってください。
住信SBIネット銀行利用者でミライノ カードのメリットが少ない、ほとんどない人
- ミライノ カード、住信SBIネット銀行をともにほとんど利用しない人
- クレジットカードを持っていると買物をしすぎて困る人
- クレジットカードを持たないと心に決めている人
- 現金派の人
ここまで住信SBIネット銀行利用者のメリットを見てきましたが、逆にミライノ カードを利用してもほとんどメリットのない住信SBIネット銀行ユーザもいます。
それはミライノ カード、住信SBIネット銀行ともにほとんど利用していない人です。
ミライノ カードは簡単な条件で無料になるとはいえ、年会費がかかるカードなので、使わない人には負担になるだけです。
月に1万円くらいを使える人であればランクアップのメリットもありますが、1万円も使わない人だとミライノ カードの特典が発動せずに年会費だけを負担することになります。
また、ポイント交換も以下のようになっており、ある程度ポイントをためないと還元のために交換ができません。
- ミライノポイント→スマプロポイント:1,000ポイント以上100ポイント単位
- スマプロポイント→現金:500ポイント以上100ポイント単位
ミライノポイントの有効期限が2年から3年、スマプロポイントの有効期限がポイント付与から翌々年度の3月まで(約2年から3年)と考えても、現金化するまでにそれなりの期間が必要となり、場合によってはポイントが失効するリスクもあります。
ですので、ミライノ カード、住信SBIネット銀行をともにほとんど利用しない人にとってはメリットがありません。
また、ミライノ カードはクレジットカードになりますので、クレジットカードを持っていると買物をしすぎて困る人やクレジットカードを持たないと心に決めている人、現金派の人もミライノ カードのメリットはなく作らない方が良いでしょう。
住信SBIネット銀行のデビットカードとどちらがお得?
- 還元率はミライノ カードの方が高い
- Visaデビットカードは年会費完全無料
- ミライノ カードは条件付き年会費無料
- スマートプログラムのランク優遇はミライノ カードの方が大きい
- 国際ブランドはミライノ カードはJCB、VisaデビットカードがVisa
なお、住信SBIネット銀行が発行しているカードには、ミライノ カード(クレジットカード)の他にVisaデビット付キャッシュカードがあります。
クレジットカードではありませんが、決済機能を持ったカードでポイントの還元やランクの優遇があるため、どちらが良いか比較したい人もいると思います。
クレジットカードとデビットカードという違いはありますが、結論としては住信SBIネット銀行の利用金額や頻度が多い人はミライノ カード、年会費完全無料にこだわる人やJCBブランドが気になる人はVisaデビット付キャッシュカードがおすすめです。
還元率はミライノ カードの方が高い
Visaデビットカードは、決済すると即口座残高から引き落としがされるカードで、クレジットカードとは異なります。
住信SBIネット銀行の口座を持っている人なら、年会費無料で持つことができ還元率は0.6%です。
ミライノ カードは一般カードが年間10万円以上、GOLDカードが年間100万円以上を利用すると翌年の年会費が無料になる条件付き年会費無料カードですが、無条件で年会費が無料になる点ではVisaデビットカードの方に優位性があります。
ただし、ポイント還元率は1%となりますので、Visaデビットカードよりも高くなっています。
スマートプログラムのランク優遇はミライノ カードの方が大きい
Visaデビットカードにもスマートプログラムのランク判定の優遇があり、ランク2とランク3の判定条件で使われる商品の利用状況としてカウントされます。
月に使った金額が1万円以上だと1つ、3万円以上だと商品2つ分としてカウントされます。
ランク2,3に上がる条件はそれぞれ以下となりますので、ランクアップに有利に働きます。
- ランク2:預金残高1,000円以上と特定商品を2つ利用
- ランク3:預金残高1,000円以上と特定商品を3つ利用
ただし、商品の利用状況によるランクアップはランク3までで、最高ランクのランク4になるには外貨預金や仕組預金、住宅ローンの契約が必要となり、かなりハードルが高いです。
Visaデビットカードを利用しただけではランク4に到達することはできませんので、ランク優遇は限定的といえます。
一方でミライノ カードは上述した通り、住信SBIネット銀行を引き落とし口座とすることで、基本ランクから2ランクアップすることができます。
一般のユーザが最高ランクのランク4に到達できる点でかなりメリット、影響度が大きいです。
スマートプログラムのランクへの影響度を考えると、ミライノ カードの方がメリットが大きいといえます。
国際ブランドはミライノ カードはJCB、VisaデビットカードがVisa
また、Visaデビットカードはその名の通り国際ブランドはVisaになっていて、国内海外のVisa加盟店で使用することができます。
ミライノ カードの国際ブランドはJCBです。
JCBも国内の店舗であればほとんど利用可能ですが、まれに使用できないお店がありますし、海外ではVisaの方が利用店は多いです。
JCBではなくVisaの方が良いという人はVisaデビットカードを選択するしかないでしょう。
逆にVisaが必須でなければ、簡単な条件で年会費無料となり、還元率が高いミライノ カードの方がおすすめです。
まとめ
住信SBIネット銀行利用者がミライノ カードを持つメリットや活用方法を見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ミライノ カードを持っているとスマートプログラムのランクが1-2上がる
- たまったポイントは住信SBIネット銀行で現金化できる
- 住信SBIネット銀行がメイン銀行ならデビットカードよりミライノ カードがおすすめ
ミライノ カードは住信SBIネット銀行が発行しているだけあり、住信SBIネット銀行を利用している人向けのメリットが多く用意されています。
最も大きいのはスマートプログラムのランク優遇で、ミライノ カードの引き落とし口座に住信SBIネット銀行を指定することで、GOLD・PLATINUMカードは2ランクアップ、ミライノ カード(一般)でもランク判定商品としてカウントされます。
ランクが上がることで振込手数料やATM手数料の無料回数が増え、簡単な条件でも最上位のランク4を達成することができます。
住信SBIネット銀行をメインで使う利用者ほどメリットは大きいと言えるでしょう。
また、ミライノ カードでたまったポイントは住信SBIネット銀行のスマプロポイントと交換して、現金化することもできます。
還元率は1%と高く、十分にメインカードとして利用できます。
ミライノ カードは他に請求額からたまったポイント分を差し引く形でもポイントを使うことができますが、その場合の還元率は0.5%となり大きく還元率を下げます。
住信SBIネット銀行を利用することで、ミライノ カードの還元率が2倍になりますので、ミライノ カードを利用するなら住信SBIネット銀行が必須となります。
ランクアップとポイント還元という2つの大きなメリットがありますので、ミライノ カードは住信SBIネット銀行を使うなら必携といえるカードです。
GOLD・PLATINUMカードは一般カードと基本的なスペック(還元率やランクアップのメリット)はほぼ同じですので、付帯サービスと年会費のバランスを考えて券種を選択してみてください。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
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