子供のための銀行口座をつくる意味とおすすめのネット銀行
未成年でも作れる!ネット銀行の未成年口座についての記事で未成年口座を開設可能なネット銀行とその条件をまとめていますが、そもそも未成年口座を開設する意味について考えていきたいと思います。
本記事では子供のための銀行口座をつくる意味について紹介しています。手数料が安く、金利も高く使い勝手も良いネット銀行はこどものための銀行口座にもおすすめで、中でも住信SBIネット銀行は総合力が高くどんな人にもおすすめできるネット銀行です。
未成年口座の必要性について
未成年口座は大きく未成年本人が必要な場合と未成年の親権者が必要として開設する場合の2種類があります。
■未成年口座が必要になるケース
- 未成年本人が必要な場合
- 未成年の親権者が必要として開設する場合
未成年本人が必要な場合は高校生などでアルバイトをする際の給料の振込先として必要な場合やお小遣いの管理などに利用するケースです。この場合の利用方法は大人の利用方法と変わりません。
それでは未成年者の親権者が必要として開設するケースではどのような意味があるでしょうか?
子供のための銀行口座を作る意味
子供のための銀行口座を作る意味としては大きく以下のケースがあると思います。
■子供のための銀行口座を作る意味
- 子供にお金についての勉強をさせるため
- 子供のお祝い金などを家計と分けたい
- 教育資金など子供のために使うお金を積み立てたい
- いつか子供にお金を渡す際に口座ごと渡したい
銀行口座を開設する目的としては子供の教育のためという意味と子供のためのお金の管理という2つの意味があるように思います。
各理由ごとにどのような目的かを詳細に見ていきつつ、本当に子供用の銀行口座が必要なのかという点についても触れ子供用の銀行口座の意味について見ていきたいと思います。
相続対策の場合は「名義預金」に注意
なお、いつか子供にお金を渡すために用意している口座を相続対策として利用する場合には名義預金とならないように注意が必要です。
- 相続対策を考えている方は、形式(名義)だけ子供や孫の名義とした「名義預金」とならないように注意
名義預金とは、形式上は配偶者、子供、孫などの名義になっているが、収入などから考えると実質的には別の所有者がいると思われる預金のことです。
つまり、相続対策のために、子供や孫の名義で口座を用意しておいて、資金を移していた場合、その方が死亡すると、相続のタイミングで相続税の課税対象資産とみなされる場合があります。
本人以外の名義の口座に入金したタイミングで、贈与されていたとみなされれば相続対象資産とはなりません。
贈与とは、民法では「贈与は当事者一方が、自己の財産を無償にて相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力が生ずる。」とされており、双方の意思表示が必要になります。
子供や孫が存在を知らない預金や、知らない間に開設された口座に入金がされていた場合、贈与とみなされずに相続対象の資産となってしまいますので注意が必要です。
親が知らない間に子供の口座に入金を続けていたという場合、名義預金とみなされるケースがあるようなので、事前に正しい相続対策なのかを確認して必要な手続きを踏んでいく必要があります。
預金は相続税の税務調査で否認されることが多く、申告漏れの財産全体の35%にもなるといわれています。詳細については税理士や各税務署への問い合わせをして、正しい相続対策をする必要があります。
ネット証券でも未成年口座を開設できる
ネット銀行で未成年口座を開設できることを紹介しましたが、同様に資産の管理をする証券会社においても未成年口座の開設が可能です。
子供にお金のことを教えたいという場合には銀行だけでなく、証券会社も資産運用の観点では非常に重要になりますので、合わせて開設することで、資産運用の全体図を理解させながらお金の勉強をすることができます。
証券会社にも銀行同様、従来からある対面営業中心の証券会社とネット中心のネット証券があります。
対面中心の証券会社は野村證券や大和証券など名前を聞いたことがある方も多い大手の証券会社です。ネット中心の証券会社はSBI証券や楽天証券、マネックス証券など日常はあまり聞かない新興の証券会社です。
大手証券会社に比べて、ネット証券は販売手数料が各段に安いので、自分で投資をしようと考えている人にはネット証券がおすすめです。
ネット証券でも未成年口座は開設を受け付けているところがありますので、お金の勉強をさせたいという場合はあわせてネット証券の口座開設を検討するようにしましょう。
詳細はグループサイト内で紹介していますが、未成年口座の開設が可能なネット証券は、SBI証券、マネックス証券、松井証券、ライブスター証券などがあります。
迷ったらネット証券業界最大手のSBI証券に口座開設しておくと良いと思います。手数料も安く、サービス、取扱商品が豊富なのでまず満足されるでしょう。
SBI証券は、ネット銀行総合力No1の住信SBIネット銀行と同じSBIグループで、便利でお得な連携サービスもありますので、住信SBIネット銀行をご利用の方にとっては一択と言ってよいほどおすすめです。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
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