住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」の活用方法とメリット
住信SBIネット銀行の最も特徴的なサービスの1つにSBIハイブリッド預金があります。
SBIハイブリッド預金は預金口座の残高を証券口座の買付余力とすることができ、証券会社と銀行のサービスをシームレスに利用することができるようになる画期的な預金サービスです。
本記事では、SBIハイブリッド預金のサービスの特徴やメリットについて紹介したいと思います。
SBIハイブリッド預金の特徴
- 残高がSBI証券の取引に自動的に反映される
- 信用取引にも利用可能
- 普通預金よりも預金金利が高い
- 預金保険制度の対象になる
SBIハイブリッド預金は、預金残高を使ってSBI証券の株式取引ができる預金サービスです。
ハイブリッド預金の残高をSBI証券の株式取引の現物取引の買付代金にしたり、信用取引の必要保証金にすることができます。現物取引と信用取引はお金の流れのしくみが異なりますが、SBIハイブリッド預金はどちらの取引でも利用可能になっています。
■SBIハイブリッド預金のサービスイメージ
通常、証券会社の口座には振込などで入金をする必要があり、入金処理をしてから証券会社で取引が可能になるまでに若干のタイムラグがあります。
ネット証券とオンラインバンキングサービスの組み合わせであれば即時入金サービスを利用することができ、操作をしてからすぐに取引をすることが可能ですが、SBIハイブリッド預金はその操作すら必要とせず自動的に預金残高が買付余力に反映されます。
SBIハイブリッド預金は株式取引が便利になるだけでなく、預金金利が高い点も魅力です。
SBIハイブリッド預金は預金種別上は普通預金になりますが、普通預金の金利よりも高い金利が設定されています。具体的な預金金利は変更されますが、大体普通預金の5倍程度の預金金利が設定されていることが多くなっています。
メガバンクの定期預金に入れるよりも高い金利になっていますので、下手な銀行で定期預金を組むくらいなら住信SBIネット銀行のハイブリッド預金に預けておいた方がお得になります。
SBIハイブリッド預金はATMカードなどで直接出金をすることはできませんが、代表口座(普通預金)に振替をすることでいつでも入出金が可能になっています。
さらにSBIハイブリッド預金は預金保護制度の対象にもなっていますので、万が一住信SBIネット銀行が破たんしたとしても他の預金と同じように1,000万円までは預金保護制度による保護の対象になります。
このようにSBIハイブリッド預金は、普通預金の金利を高めながら株式取引などにも活用できる非常に使い勝手の良い預金であることがわかります。
■SBIハイブリッド預金のサービス概要
項目 | 内容 |
---|---|
預金名称 | SBIハイブリッド預金 |
預金分類 | 円貨普通預金 |
利用可能な人 | 住信SBIネット銀行、SBI証券の双方に口座開設している人 |
利用期間 | 24時間365日 |
預入単位 | 1円以上1円単位 |
預入金額の上限 | なし |
預入方法 | ・円普通預金からの振替入金・SBI証券からの振替入金 |
払戻方法 | ・円普通預金への振替出金・SBI証券からの振替出金・即時決済サービスによるSBI証券口座への振込出金 |
手数料 | 無料 |
預金保険制度 | 対象 |
SBIハイブリッド預金の利用までの流れ
SBIハイブリッド預金を利用するには、住信SBIネット銀行とSBI証券の口座を両方持っている必要があるので、いずれかあるいは両方の口座がない場合は口座開設をする必要があります。
住信SBIネット銀行口座、SBI証券口座のいずれかを持っている場合
住信SBIネット銀行口座、SBI証券口座のいずれかを持っている場合は、口座を持っていない銀行、証券の口座を開設します。
両方の口座開設をしたら、住信SBIネット銀行のログイン後の「口座情報>お客様情報照会・変更」のページからSBIハイブリッド預金の申込ボタンを押して手続きに進みます。
申込ボタンを押すとSBI証券の画面に進みますので、SBI証券のユーザーネーム、パスワードを入力して、各種規定を確認することで利用申込の手続きが完了します。
当日15時までに申込が完了すると当日17時頃に利用可能になり、15時以降の申込の場合は翌営業日の17時頃に利用可能になります。SBIハイブリッド預金が利用可能になると住信SBIネット銀行のメッセージボックスに利用開始のお知らせが届きます。
住信SBIネット銀行、SBI証券の口座をどちらも持っていない場合
- これから住信SBIネット銀行、SBI証券の口座を両方開設する場合は、SBIハイブリッド預金の手続きは特に必要なし
住信SBIネット銀行、SBI証券の口座をどちらも持っていない人で、これから住信SBIネット銀行に申込をする場合、住信SBIネット銀行とSBI証券の口座を同時に申込をすることができます。
同時に申込した場合は、SBIハイブリッド預金のサービス申込も同時に行われるため特に手続きは必要ありません。
同時申込は住信SBIネット銀行でもSBI証券でも口座開設画面で同時申し込みの選択をすることができます。
どちらから申し込んでも口座はできますが、SBI証券から申し込んだほうが手間が少ないのでおすすめです。
SBIハイブリッド預金への入金方法
SBIハイブリッド預金の利用が開始されると、代表口座等から振替をすることで入金をすることができます。
ログイン後の画面から「振替」を選択して、振替画面から振替先にSBIハイブリッド預金を選択して振替金額を入力することでSBIハイブリッド預金に振替入金をすることができます。
代表口座のようにATMカードなどで直接入出金することはできませんので、まず代表口座に入金をしてから振替をすることになります。
- ATMカードや振込で直接SBIハイブリッド預金には入金できない
SBIハイブリッド預金に入金ができれば、即時でSBI証券の買付余力にも反映がされるので、すぐに株式取引などをすることができます。
SBIハイブリッド預金は、株式取引に便利なサービスなので、ネット証券を利用している人はぜひ活用したいサービスですが、普通預金でありながら預金金利も通常の普通預金よりもかなり高い金利が設定されているので、株式取引をしない人にとってもメリットがあります。
SBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行を利用しているすべての人がぜひ活用したいサービスといえます。一度利用すると他の証券口座が使いたくなくなるくらい便利です。
まだ利用していない人は、SBI証券の口座開設(+住信SBIネット銀行の口座開設)をして、ぜひ利用してみてくださいね。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
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