イオン銀行のセキュリティ対策まとめと不正利用された時の対応・補償
イオン銀行はオンラインバンキングを利用することになるので、気になるのはセキュリティだと思います。
イオン銀行は多くのセキュリティ対策を準備しており、ネット銀行の中でもセキュリティ対策に強い銀行で、セキュリティが心配な人でも安心です。
本ページではイオン銀行のセキュリティ対策をまとめて紹介していますので、「イオン銀行のセキュリティは本当に大丈夫?」と不安に感じている人は参考にしていただければと思います。
イオン銀行のセキュリティ対策
イオン銀行では非常に多くのセキュリティ対策が用意されています。
大きく「フィッシング、スパイウェア対策」「不正ログイン、不正取引対策」「万が一の不正利用を発見、予防するための対策」にわかれますので、目的別にどのような対策が施されているのかを見ていきたいと思います。
フィッシング、スパイウェア対策
- 128~256bitSSL暗号化通信
- EV-SSLサーバー証明書の取得
- セキュリティソフトの無償提供
- ソフトウェアキーボード
- フィッシング詐欺サイト閉鎖サービス
128~256bitSSL暗号化通信
イオン銀行のWEBサイトでは通信データを暗号化して、通信中のデータの漏洩・盗聴・改ざんを防止しています。
通信データの暗号化は世界標準である128bit(最大256bit)SSLによって行っています。
暗号化された通信になっているかは、サイトのURLの頭が「https」になっていることで確認ができます。
暗号化されていない通信は、サイトURLの頭が「http」になっています。
なお、イオン銀行では利用者が誤って「http」を先頭にしたURLでアクセスした場合でも、自動的に「https」の暗号化されたサイトが表示されるようになっているため安心です。
EV-SSLサーバー証明書の取得
イオン銀行ではEV-SSLサーバー証明書を取得して、正規のホームページであることがひと目でわかるようになっています。
フィッシングサイトなど、見た目がそっくりなサイトを作ってIDやパスワードを盗み取る手口の不正利用がありますが、電子証明書の部分を見れば一目瞭然です。
ただ、フィッシングサイトにひっかかる時に電子証明書まで確認できるかは利用者次第ですので、私たち一人一人が電子証明書で本物のサイトだと証明していることを理解しておく必要があります。
なお、イオン銀行が取得しているEV-SSLサーバー証明書は、認証局で厳格なガイドラインに基づいた審査をクリアした企業にだけ与えられる、特に信頼性の高いSSL証明書です。
セキュリティソフトの無償提供
イオン銀行では、「SaAT Netizen」(サート・ネチズン)というセキュリティソフトを無償で提供してくれています。
SaAT Netizenは、イオン銀行のホームページにアクセスした際に、監視をして利用が終了するまで利用者のパソコンを様々な攻撃からガードしてくれるものです。
ネット銀行では様々なセキュリティソフトを提供していますが、イオン銀行はサイト利用中の攻撃を防いでくれるので特に安心です。
ウイルスなどに感染している人のパソコンでも攻撃を防いでくれるそうです。
ソフトウェアキーボード
イオン銀行はソフトウェアキーボードによる画面上の入力も可能にしています。
これは最近のネット銀行ではほとんど導入されていますが、画面上にキーボードを表示させてIDやパスワードをキーボードではなく画面上の入力で可能にするものです。
キーボードで入力した情報はパソコンに残るので、キーロガーと呼ばれるキーボードの操作履歴を盗み取って、IDやパスワードを盗み取るスパイウェアによる不正利用を予防する効果があります。
フィッシング詐欺サイト閉鎖サービス
イオン銀行はフィッシング詐欺サイト閉鎖サービスの「RSA FraudAction」を使用しています。
「RSA FraudAction」は、イオン銀行そっくりなサイトをWEB上で24時間監視をして、そっくりなサイトを見つけたらフィッシングサイトを迅速に閉鎖してくれるサービスです。
フィッシング詐欺ではメールなどから利用者をイオン銀行そっくりのサイトに誘導し、IDやパスワードを盗み取り不正利用をするものです。
あやしいメール経由からイオン銀行にアクセスしないことが最も重要ですが、アクセス先のフィッシングサイトをイオン銀行が監視していてくれるのは安心ですね。
不正ログイン・不正取引対策
次に、不正ログインや不正取引対策には以下の対策があります。
- ワンタイムパスワード
- 複数のパスワードによる本人確認
- リスクベース認証(秘密の質問と答え・利用端末登録)
- パスワードロック
- 自動ログアウト
ワンタイムパスワード
ワンタイムパスワードは、取引ごとにメールアドレス向けに1回だけ使える使い捨てのパスワードを発行するサービスです。
取引にワンタイムパスワードを導入することで、万が一IDとログインパスワードが盗まれても、取引の際にワンタイムパスワードを発行してメールで受け取らないと利用できなくなるので、セキュリティが高まります。
一度きりの利用とすることで、確認番号による認証よりもセキュリテイが高い認証方法と言われています。
また、ワンタイムパスワードのメール送信先は、携帯電話のメールアドレスに限られますので、パソコンを丸ごと乗っ取られても携帯電話がないとメールを見ることができないため、さらにセキュリティが高まります。
ワンタイムパスワードを導入するには自分で設定をする必要があり、イオン銀行ではワンタイムパスワードの設定を推奨しています。
複数のパスワードによる本人確認
イオン銀行ダイレクトでは複数のパスワードが必要になっています。
利用する際には面倒に感じることもありますが、セキュリティ上は非常に重要になっています。
ログイン時の契約者IDとパスワードだけでなく、利用端末をチェックして、普段と違う端末からアクセスしている場合は合言葉(秘密の質問と答え)で認証が必要になります。
さらに取引時には取引パスワードと確認番号またはワンタイムパスワードが必要になります。
資金移動を伴う取引をするにはすべてのパスワードを入手する必要があるため、万が一いずれかのIDやパスワードを盗まれても不正利用ができないようになっています。
リスクベース認証(秘密の質問と答え・利用端末登録)
リスクベース認証は上記と重複しますが、利用端末の登録や秘密も質問による認証です。
万が一他人にIDやパスワードを盗まれた場合でも、利用端末をチェックして、異なる環境からのアクセスでは秘密の質問に答えないとログインができなくなります。
これにより、不正なログインを防ぎます。
パスワードロック
イオン銀行では何度かパスワードを間違えると、パスワードがロックされるパスワードロック機能もあります。
パスワードを1から順に何度も入力してパスワードを知ろうとするクラッキングという不正利用を防ぐことができます。
パスワードを何度か間違えると、アカウントの使用が停止されます。解除するにはネット、コールセンター、店舗などで本人確認が必要になります。
自分でパスワードを忘れてしまった時は、パスワードがロックされて非常に面倒なことになりますが、セキュリティ上はとても重要ですね。
自動ログアウト
イオン銀行のサイトにログイン中に、一定時間操作がないと自動的にログアウトがされます。
ログアウトを忘れて席を離れてしまった時も不正利用を防ぎます。
席を離れる時にはパソコン自体にロックをかけるのが基本ですが、うっかりロックもせずログアウトを忘れても自動でログアウトをしてくれるので、悪意のある第三者による不正利用を防いでくれます。
ただ、席を外してすぐに操作されると利用できてしまうので、利用を終えたらログアウトをクリックして、ログアウト完了画面で閉じるボタンを押して、完全にページを閉じる習慣をつけたいですね。
万が一の不正利用を発見、予防するための対策
またイオン銀行では上記に加えて、万が一の不正利用を予防、早期発見できるための以下の機能も搭載しています。
- 前回ログイン日時の表示
- 取引結果通知メール
- 振込限度額変更
前回ログイン日時の表示
ログイン後のイオン銀行のWEBサイト上には、前回ログインした日時が表示されます。
自分の見に覚えのない日時にログインをしている時は不正ログインを疑った方が良いです。
イオン銀行ではパソコン版、スマートフォン版ともにトップページに直近3回のログイン日時が表示されるので、確認する習慣をつけておきたいですね。
取引結果通知メール
各取引をするたびに、取引結果通知メールが送信されます。
身に覚えのない取引のメールがきたら不正利用されたことになりますので、不正利用を早期発見することができます。
セキュリティとは関係ないですが、自分が行った取引がきちんとされたかの確認にもなりますので、取引結果通知メールについても確認する癖をつけておくと良いでしょう。
振込限度額変更
イオン銀行ダイレクトでは、1日あたりの振込金額が初期設定で500万円になっていますが、不安な人は振込限度額は引き下げることができます。
振込限度額を引き下げておくことで、不正利用時に口座から振込をしようとしても、1日に限度額までしか振込ができないため、不正利用された時の被害を最小限にとどめることができます。
ちなみにATMでの1日あたりの利用限度額も引き下げることができますので、ATMによる不正利用を防ぎたい人はこちらも引き下げておくと良いでしょう。
普段から高額な振込をする人はそういないと思いますので、不安な人は限界まで引き下げておいて、いざ振込をする時に引き上げるようにするでも良いと思います。
万が一不正利用された場合
多くのセキュリティ対策をしているイオン銀行ですが、それでも万が一不正利用の被害にあってしまった人は、すぐにイオン銀行に電話をしましょう。
連絡先 | 電話番号 | 備考 |
---|---|---|
イオン銀行コールセンター | フリーダイヤル0120-13-1089 | 9:00~21:00年中無休 |
カードの紛失・盗難専用ダイヤル | 03-6832-1234 | 年中無休24時間受付通話料有料 |
イオン銀行コールセンターは9時から21時までですが、盗難専用ダイヤルが24時間受付してくれますので、カードの盗難、IDやパスワードの覗き見、不正利用された場合はまず電話されることをおすすめします。
なお、個人の利用者がインターネットバンキングで不正利用の被害にあった場合、被害額は補償されます。
これだけセキュリティもあって、万が一被害にあっても補償制度があるのでネット銀行を利用するのは限りなく安全といえる状況です。
まとめ
イオン銀行のセキュリティ対策について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- イオン銀行は多くのセキュリティ対策が施されている
- ワンタイムパスワードでさらにセキュリティを強化できる
- 万が一不正利用されても被害額は補償される
ネット銀行やオンラインバンキングサービスを利用する際に気になるセキュリティですが、イオン銀行は全銀行の中でもかなり万全のセキュリティ対策を準備している銀行で、セキュリティが気になる人におすすめの銀行です。
ネット上には様々な不正利用がありますので、一つ一つ利用者が覚えておくことは難しいですが、イオン銀行が各不正利用ごとに対策をきちんと立てていてくれることは、利用者としては安心ですね。
また、イオン銀行はセキュリティだけでなく、普通預金金利が最強の銀行です。
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