ネット銀行の外貨預金を為替手数料で比較
外貨預金をする際は為替手数料をチェック
日本の超低金利を受けて高金利の外貨投資はここ数年人気が高まっています。
外貨投資で最もポピュラーな商品は外貨預金です。
外貨投資の中で外貨預金が最も良いかというと、私個人的には別の考えもありますが(その辺りは別の記事「外貨投資は比較してから利用しよう」にまとめています。)、ネット銀行で外貨預金をしたいという方は事前に外貨預金のサービス内容を確認したほうがよいでしょう。
外貨預金のサービス内容をチェックする際に気にすべきは金利と取扱通貨と為替手数料です。
金利は当然ですが、実は金利以上に重要なのは為替手数料です。
為替手数料とは為替交換の際にかかる手数料のことで、通常は売値と買値に差をつけられてそこでコストとしてとられます。
米ドルと円の市場価格が100円として、銀行は為替手数料分を入れて、顧客には買い100.25円、売り99.75円を提示します。顧客は1米ドル交換ごとに25銭を銀行にコストとして支払っている(損している)ことになります。
為替手数料は銀行ごとに異なり、ネット銀行はメガバンクと比べると安いですが、顧客にあまり見えていない分手数料の差も大きいのでチェックした上で外貨預金の運用先を決めることをおすすめします。
ネット銀行の外貨預金を為替手数料で比較
それでは実際に為替手数料を比較していきましょう。
主要なネット銀行の為替手数料を通貨ごとに記載しています。
■主要ネット銀行の為替手数料
銀行名 | 米ドル | ユーロ | ポンド | 豪ドル | NZドル | カナダ ドル | スイス フラン | 香港 ドル | 南ア ランド | 人民元 | ブラジルレアル | トルコ リラ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 9銭 | 15銭 | 40銭 | 40銭 | 40銭 | 40銭 | 40銭 | 7銭 | 25銭 | - | - | - |
楽天銀行 | 25銭 | 25銭 | 45銭 | 45銭 | 45銭 | - | - | - | 30銭 | 20銭 | - | - |
ジャパンネット銀行 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
ソニー銀行 | 11銭 | 11銭 | 34銭 | 34銭 | 34銭 | 34銭 | 34銭 | 7銭 | 15銭 | 23銭 | 68銭 | - |
新生銀行 | 50銭 | 50銭 | 100銭 | 50銭 | 50銭 | 50銭 | - | 25銭 | 25銭 | 40銭 | 100銭 | 100銭 |
大和ネクスト銀行 | 50銭 | 80銭 | - | 100銭 | 100銭 | - | - | - | 40銭 | - | - | 200銭 |
セブン銀行 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
じぶん銀行 | 25銭 | 25銭 | - | 50銭 | 40銭 | - | - | - | 20銭 | 20銭 | 90銭 | - |
三菱東京UFJ銀行 | 25銭 | 25銭 | 50銭 | 50銭 | 50銭 | - | 50銭 | - | - | - | - | - |
三井住友銀行 | 50銭 | 70銭 | 200銭 | 125銭 | 127銭 | - | 45銭 | - | - | - | - | - |
みずほ銀行 | 40銭 | 60銭 | 160銭 | 100銭 | 100銭 | - | 35銭 | - | - | - | - | - |
※各通貨の最安手数料は赤太字表示
※2014年1月9日時点
※ソニー銀行は購入時と売却時の為替手数料が異なるため売りと買いの平均値を記載
※新生銀行はスタンダードコースの為替手数料を記載
※大和ネクスト銀行は大和証券で為替取引をするため大和証券の為替手数料を記載
※三菱UFJ銀行は三菱UFJダイレクトの手数料を記載
※三井住友銀行はインターネットの手数料を記載
※みずほ銀行はみずほダイレクトの手数料を記載
為替手数料はソニー銀行が最も有利
取扱通貨もまちまちですが、為替手数料が全般的に有利なのはソニー銀行です。
メガバンクと比較すると半分以下のコストとなっている通貨もあり、金利の差も考えると絶対にネット銀行で外貨預金をした方が良いことがわかります。
住信SBIネット銀行も通貨によってはソニー銀行よりも有利な水準の為替手数料を設定しています。
特に米ドルはかなりの低コストで取引可能ですので、外貨預金をするならソニー銀行か住信SBIネット銀行の2択ということになりそうです。
なお、メガバンクはオンラインバンキングと店頭で為替手数料が違っており、3倍以上の為替手数料が取られます。
そんなに為替手数料を取られては普通に外貨預金をするだけでは利益を為替差益(為替レートの変動による利益)に頼ることになり、リスクが高まりますのでメガバンクの店頭で外貨預金を契約するのだけはやめましょう。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
当サイトのおすすめネット銀行
クレジットカード機能付きのキャッシュカード「イオンカードセレクト」を持っている人だけの特典で、普通預金金利が100倍になります。
ネット銀行の中でもダントツに金利が高く、金利が高い銀行に預けたい人はイオン銀行がおすすめです。
リンク先はカードの申込ページですが、同時申込ができるのでイオンカードセレクトを紹介しています。

振込手数料、ATM利用手数料はランクに応じてそれぞれ月に最大15回まで無料になります。
グループのSBI証券との連携サービスは株取引が便利になるだけでなく、普通預金金利がぐんとアップするメリットもあります。

高金利の銀行を選んでメガバンクの100倍の金利を得る
マイナス金利といわれる今だからこそ、少しでも金利を高くするために銀行選びが重要になります。金利の差はわずかでも10年20年と経った時に大きな預金の差をつけることができますよ。
今は一番金利が高い銀行に預けることで普通預金金利をメガバンクの100倍も高くすることができます。お得になる金額は毎年100万円を預け続けると、10年で5万円弱、20年で19万円以上になります。
銀行サービスを研究している当サイトでも、今一番お得な情報だと考えています。
特に今メガバンクを利用している人はぜひ一度見てみてください。