金銭信託の特徴とメリット(利率・リスク)
金銭信託とは信託銀行が提供する預金に似た金融商品のことです。一定期間お金を預けることで金利を受け取ることができます。
一般的に金銭信託というと「合同運用指定金銭信託(一般口)」を指します。
信託銀行は顧客から預かった資金を約款に定めた運用方法で運用して、得られた収益を顧客の信託金額に応じて分配するという仕組みがとられています。
本記事では一般的な「合同運用指定金銭信託(一般口)」の商品の特徴と、ヒットやスーパーヒットといったその他の金銭信託についても概要を紹介したいと思います。
金銭信託の特徴
金銭信託の特徴は以下の通りです。
- 実績に応じた金利配当がある
- 元本保証がされている
- 預金保険制度の対象となる
- 途中解約には解約手数料が必要
実績に応じた金利配当がある
金銭信託の多くは実績に応じた金利配当があります。
信託銀行は予定利率という形で予定の利率を提示していますが、相場の状況によって実績が異なる場合は実績に応じた配当がされます。
通常は年2回定期預金程度の金利が配当されます。
元本保証がされている
金銭信託は元本保証がされている商品です。そのため元本が毀損するリスクはないといえます。
ただし、ヒットやスーパーヒットのように金銭信託であっても元本が保証されていない商品がありますので、契約の際には元本保証商品なのか確認する必要があります。
預金保険制度の対象となる
また金銭信託は預金ではありませんが、商品性が預金と類似していることから預金保険制度(ペイオフ)の対象でもあります。
万が一、信託銀行が破たんした場合も、1,000万円を上限として金銭信託分の資金は保護されることになります。
途中解約には解約手数料が必要
原則として途中解約はできない商品になっているため途中解約の場合は解約手数料が必要です。
なお、一部解約はできず、解約の際は全額解約となります。
据置方式と積立方式
金銭信託の預け入れ方式には据置方式と積立方式の2種類があり、それぞれで預入方法や期間が異なります。
据置方式
据置方式は1年以上であれば満期日を自由に設定可能な預入方式です。基本的に設定後に追加の預け入れはできません。
積立方式
積立方式はいつでも追加して預け入れすることができる預入方式です。最後の積み立てから2年間の据置が必要になります。そのため設定後の追加の預け入れが可能な方式です。
金銭信託のリスク
金銭信託は「合同運用指定金銭信託(一般口)」であれば、元本が保証されていて預金保険制度の対象にもなるので普通預金や定期預金同様、極めてリスクの低い商品であるといえます。
一定期間引き出しに制限があるという点で定期預金が最も近い商品ですが、定期預金との違いは利率はあくまで予定であり実際に配当される金利は実績によるという点です。
ヒット、スーパーヒット
金銭信託には「合同運用指定金銭信託(一般口)」以外にも商品があり、「ヒット」、「スーパーヒット」と呼ばれるものがあります。
商品性は異なりますので契約を検討する際にはきちんと商品内容を確認しましょう。
ヒットの概要
項目 | 特徴 |
---|---|
対象 | 個人と法人 |
預入期間 | 1か月以上 |
預入金額 | 1万円以上1円単位 |
金利 | 変動金利 |
解約 | 1か月以上でいつでも解約可能 |
途中解約 | 1か月未満の解約には解約手数料が必要 |
元本保証 | なし |
預金保険制度 | 対象外 |
その他の預金商品についても商品の特徴を紹介していますので、ぜひご覧ください。
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