2014年のネット銀行の不正利用の件数推移と多い手口
最近ニュースでもよく聞くようになったネット銀行の不正利用。
ネット銀行を利用する上で、気になる人が多いですが、実際にどれくらいの不正利用がされているかを見ていきます。
インターネットバンキングを悪用した不正送金の発生件数推移
警察庁が調査した結果によると、インターネットバンキング(ネット銀行もメガバンクも含めたすべての銀行のインターネットサービス)利用者の口座から不正に送金がされた事件は、平成25年に1,315件、約14億600万円の被害額が発生しています。
■インターネットバンキングにかかる不正送金の発生件数、金額の推移

件数、金額ともに前年から大きく増加していることがわかります。
インターネットバンキングにおける不正利用の手口
不正利用の手口はコンピュータウイルスに感染したPC上にID、パスワードの入力画面を表示させて、情報を盗み取るものや、メールからフィッシングサイトに誘導するものが多くなっています。
このような犯罪はいたちごっこになるので、手口は今後も変わっていくことと思われますが、覚えのないメールは開けない、ウイルス対策ソフトを入れて怪しいサイトにはアクセスしないなど、基本的なインターネット関連の犯罪への予防策を各自で取る必要があります。
■不正利用の主な手口
- ウイルスに感染したPC上にID、パスワードの入力画面を表示
- メールからフィッシングサイトに誘導
なお、警察は34事件で68人を逮捕しており、うち86.8%を占める58人が中国人の犯人となっています。
不正送金の態様としては、送金後の口座から「出し子」と呼ばれる出金役の人がATMから出金するというものや、資金移動業者を用いて国外に送金するなどされています。
■不正送金の態様

ネット銀行の不正利用防止のサービス
このようにオンラインバンキングが悪用された不正送金事件は年を追うごとに増加しており、オンラインバンキングを利用する場合は注意が必要です。
各ネット銀行では不正利用を防ぐためのセキュリティを講じていますが、銀行によって用意しているサービスが異なりますので、きちんと比較をしてネット銀行を選ぶ必要があります。
■トークンのイメージ
最もセキュリティに強いネット銀行はPayPay銀行と住信SBIネット銀行です。
PayPay銀行ではトークンと呼ばれる専用機器でワンタイムパスワードを発行することで、PC上だけでは取引に必要な情報がわからないようになっています。
また、住信SBIネット銀行は、「スマート認証」というサービスでスマートフォンに専用アプリをダウンロードして、アプリ上でワンタイムパスワードが発行され認証することで、PCだけでなく、スマートフォンとの「2経路認証」となっています。
どちらもPC上の情報だけでは取引をすることができないという意味で、セキュリティレベルは同程度といえ、トークンがよいか、専用の機器を持ち歩かなくても良いアプリが良いかという好みの問題になります。
セキュリティを重視する方は、PayPay銀行か住信SBIネット銀行がおすすめです。
なお、ネット銀行をセキュリティサービスで詳細に比較した記事は以下に紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてください。