住信SBIネット銀行の新セキュリティサービス「スマート認証」の特徴やトークンとの比較

公開日:2014年6月13日
最終更新日: 2015年9月28日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ネット銀行を利用する際に不安な点は不正利用をされることですね。最近は各銀行のWEBサイトそっくりの偽サイト(フィッシングサイト)などにより、IDやパスワードを盗まれ不正に利用されるという被害が急増しています。

不正利用の急増を受けて、各ネット銀行もWEBサイト上で注意喚起を行っており、インターネット専業銀行ではありませんが、三菱UFJ銀行がTVCMで不正利用への注意を訴えていたのを覚えている方は多いかもしれません。

注意喚起だけではなく、セキュリティサービスに力を入れており、住信SBIネット銀行では、最近「スマート認証」という新しいセキュリティサービスを開始しました。

これにより、ネット銀行業界でもトップクラスのセキュリティレベルとなりましたが、利用していないともったいないというか危険ですので、本記事では住信SBIネット銀行の「スマート認証」サービスの特徴や導入方法を紹介したいと思います。

住信SBIネット銀行のスマート認証サービスとは?

住信SBIネット銀行の「スマート認証サービス」とは、取引の際にPC上でのパスワードの入力のほかに、スマートフォンの専用アプリによる認証を必要とすることで、万が一PCがウイルスに感染した場合においても、なりすましによる不正利用を防止することができるサービスです。

■イメージ
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従来、取引の際には、取引パスワードとキャッシュカードに記載されている乱数表を入力することで取引が可能になっていました。

この場合、PCがウイルスに感染したり、なりすましサイトに情報を入力させられたりして、取引パスワードと乱数表の情報を盗まれてしまうとPCから不正利用される可能性がありました。

このセキュリティをさらに高めるため、取引の際にスマートフォンへ通知がされ、認証をしないと取引ができないようにしたのがスマート認証サービスです。

これまでがPCの「1経路の認証」であったのを、PCとスマートフォンでの「2経路の認証」にしたとも言え、なりすましによる不正ログインや不正利用を防ぐことができます。

■スマート認証に対応している取引

  • 振込
  • 定額自動振込 申込
  • 各種パスワード再設定
  • オンライン住所変更 など


他のネット銀行のセキュリティサービスとの比較

他のネット銀行では、不正利用の予防としてワンタイムパスワードをPayPay銀行と楽天銀行が導入しています。

楽天銀行の場合は、登録メールアドレス宛にワンタイムパスワードを発行しているため、PCごとウイルスに感染すると、メールも見られて不正利用されるというケースも出てきているようです。

PayPay銀行の場合は、口座開設者にワンタイムパスワードを発行する専用機器の「トークン」という端末を配布しており、その端末上でワンタイムパスワードを確認することができます。

端末を物理的に分けることで不正利用の予防となり、PayPay銀行はネット銀行でトップレベルのセキュリティであるといえます。

詳細はネット銀行をセキュリティで比較した記事で紹介しています。

今回の住信SBIネット銀行のスマート認証はPayPay銀行のトークンと同様に、PCとの2経路認証を行うことを可能にするものであり、同レベルのセキュリティになったといえます。

むしろ認証端末がスマートフォンなので、専用の端末を持たなくて良いという意味では、住信SBIネット銀行のスマート認証の方が便利であると考えることもできます。


スマート認証サービスの利用方法

ネット銀行トップクラスのセキュリティレベルとすることができるスマート認証ですが、では、具体的にどのように利用すればよいのでしょか。

設定は簡単で、まず専用のアプリをダウンロードした上で初期設定を行います。

詳細は住信SBIネット銀行のサイトで紹介されていますが、PC上でスマート認証の登録画面にアクセスして、取引パスワード、乱数を入力すると、QRコードが表示されます。
■画面イメージ
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表示されたQRコードをスマートフォンのアプリを起動させた上で読み取り、WEB画面上の認証用パスワードを入力することで初期設定が完了します。
■画面イメージ
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初期設定が完了したら、取引時に画面上に表示されるスマート認証というボタンを取引パスワードを入力したうえで押下すると、スマートフォンに通知がいくので、WEBサイト上に表示されている6桁のパスワードをスマートフォン上で入力すれば認証は完了です。

■画面イメージ
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セキュリティサービスを活用しつつも、新たな脅威に備え細心の注意を払う

住信SBIネット銀行のスマート認証サービスを紹介しました。

スマート認証サービスは手軽に使うことができて、2経路認証となるので、なりすましなどへのセキュリティレベルは確実に向上することになります。

現時点では住信SBIネット銀行は、PayPay銀行と並ぶセキュリティに強いネット銀行になったといえます。

しかしながらご存知の通り、不正利用については年々手口も高度化していて、全く新しい手口の不正利用手法が出てくる可能性は大いにあります。

ですので、現状セキュリティに強いネット銀行を使っていたとしても、新しい手口による被害にあわないように、怪しいサイトにアクセスしない、PC上にパスワードは保存しないなどの基本は守り、常に不正利用を警戒してネット銀行を利用する必要があります。

メガバンクでも同じ脅威にさらされているといえますので、現在メガバンクを利用している人でも安心せずに常に備える気持ちを忘れないようにしましょう。


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