ネット銀行と店舗型の銀行のサービスを比較

公開日:2013年12月16日
最終更新日: 2014年6月11日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ネット専業銀行は従来の対面型の銀行と比べて手数料が安いなどの魅力がありますが、対面型の銀行のサービスにあってネット銀行が対応していないサービスも一部あり、一長一短があります。

それでも圧倒的にネット専業銀行の方がメリットが大きく当サイトではネット銀行を利用することをおすすめしていますが、ネット専業銀行のサービスの特徴を理解する助けになるよう、ネット専業銀行と店舗型の銀行のサービスを比較して見ていきたいと思います。


ネット専業銀行の方が有利な点

まずは、ネット専業銀行の方が有利な点について見ていきます。すでに別の記事でも多く触れている点ですが、比較のため改めて記載します。

ネット専業銀行の方が有利な点

・振込手数料、ATM手数料が安い
・取引がすべてネットで完結するので、24時間好きな時に利用できる
・対面型の銀行にはないサービスを提供している

振込手数料、ATM手数料が安い
ネット専業銀行最大のメリットは、店舗を持たない分コストを抑えて手数料を安く設定することができますので、店舗型の銀行と比べると、振込手数料やATM手数料が格段に安くなる点です。

特にATM手数料はネット銀行と利用ATMによっては入出金完全無料だったり、月に数回は無料だったりするので、利用の仕方によってはATM手数料を全くかけずに過ごすことができます。

ネット銀行の経済的なメリットはとても大きいです。

取引がすべてネットで完結するので、24時間好きな時に利用できる
ネット銀行のもう一つの魅力として24時間いつでも利用可能なため、PCとネット回線さえあれば時間も場所も気にせず好きな時に利用できるという点があります。

対面型の店舗でサービスを受けるには当然銀行の店舗に行かないといけないので、サービスの利用時間は店舗の営業時間内に限られます。また、窓口の人数も限られているので店舗で数十分レベルの待ち時間が発生することもよくあります。

手間と時間を節約してくれるという点もネット専業銀行の大きなメリットといえます。

対面型の銀行にはないサービスを提供している
対面型の銀行にはないネット銀行独自のサービスを提供していることも魅力的です。

提供しているサービスはネット銀行ごとに異なりますが、例えばソニー銀行は「人生通帳」という、銀行、証券、保険、クレジットカードなどの情報を登録しておくと、口座情報や支払い情報などを1つの画面で確認することができるサービスを提供しています。(このようなサービスをアカウントアグリゲーションサービスといいます。)家計を管理する上では非常に良い情報を収集できるサービスです。

また、住信SBIネット銀行楽天銀行は同じグループ内の証券会社と連携して、銀行口座内に残高があれば残高の範囲内で株を買うことができるスイープサービス預金を提供しています。投資をする方には非常に便利なサービスです。

PayPay銀行ではセキュリティ強化のためワンタイムパスワードが表示されるキーホルダー状の端末を預金者に提供しています。万が一ネット上でパスワードなどが盗まれてもワンタイムパスワードがわからないため不正利用を防ぐことができます。

ここであげたのは一例で、多くのネット専業銀行が独自サービスを提供しています。このように対面型の銀行にはないネット銀行ならではの便利なサービスも魅力的です。

以上が、ネット専業銀行の方が有利な点です。


対面型の銀行の方が有利な点

次に、対面型の銀行の方が有利な点について見ていきます。

対面型の銀行の方が有利な点

・公共料金の支払に対応している
・対面型銀行のみが対応しているサービスがある
・同じ銀行を利用している人が多い

公共料金の支払に対応している
対面型の銀行の方が有利な点として、公共料金の支払いなど多くの口座振替に対応している点があります。

銀行口座の利用シーンは日々のATMでの入出金だけではありません。家賃や光熱費の支払いを口座振替(引き落とし)で決済する決済口座としての役割もあります。

当然対面型の銀行はそれらのすべてに対応していますが、ネット銀行は一部の口座振替しか対応しておらず、代表的なもので多くの公共料金の支払に対応していません。

ネット銀行各社も対応会社を増やしていっていますので、ずっとこの優位があるとは言えませんが、現時点では店舗型の銀行の方が有利であるといえます。

対面型銀行のみが対応しているサービスがある
また、ネット専業銀行のみが対応しているサービスがあるのに対して、対面型の銀行のみが対応しているサービスもあります。

代表的なものが総合口座という考え方で、普通預金の残高に不足があった場合に、定期預金の残高があるとマイナスの残高でも入出金や決済ができる(貸し越しする)ようになります。定期預金を組んでしまってもいざという時に助かるサービスですね。

また毎月一定額を定期預金に自動的に組み入れる「積立サービス」も多くのネット銀行は対応していません。(ソニー銀行が対応)店舗型の銀行では当たり前に対応しているサービスで、貯金に向いた良いサービスですので、利用したい方はネット銀行で困るかもしれません。

このように従来から銀行に合ったサービスに一部ネット銀行は対応していません。そのため今まで店舗型の銀行を利用していた方は戸惑うかもしれません。

同じ銀行を利用している人が多い
実際に利用してみて気になる点で大きいのが、店舗型の銀行の方が同じ銀行を利用している人が多いという点です。

逆にいうとネット専業銀行は同じ銀行を利用している人が少ないので、振込手数料が安くなる自行内の振り込みを行える機会が少なくなります。

自分が振込をする場合、ネット専業銀行であれば振込手数料が無料になっていたりするので良いのですが、相手が振り込む場合に手数料が高くなってしまうので、給与振込やオークションなどで相手に指定されたりして困る機会があります。

同じ銀行を利用している人が多い店舗型の銀行は、それだけでネット専業銀行と比較するとメリットがあるといえます。

以上が対面型の銀行がネット銀行と比べて優れている点です。


まとめ

ネット専業銀行と店舗型の従来からある銀行のサービスの違いを見てきました。

特に本記事では対面型の銀行がネット専業銀行と比べて良い点に焦点を当てて見てきました。

結論としては、対面型の銀行がネット専業銀行と比べて良い点はありますが、店舗型の銀行口座のみを持つということはおすすめできず、ネット銀行の口座は開設した方がよいです。

対面型の銀行はネット専業銀行が提供していないサービスをいくつか提供しているという点はあるものの、ネット専業銀行は基本的機能は提供しており、対面型の銀行の独自サービスについても代替の手段があるため、独自のサービスがあるからという理由で対面型の銀行口座を持つ意味はあまりありません。

しかし、銀行口座は1つだけしか持ってはいけないというわけではありません。

そのためネット銀行と対面型の銀行口座を組み合わせて利用することで、普段はATM手数料などが安いネット専業銀行を利用しつつ、銀行の本支店のATMしかない時や、公共料金の決済や、自行内での振込をしたいときなど店舗型の銀行しか対応できないサービスが必要な時に店舗型の銀行口座を利用するという形が利便性も高く合理的な判断ではないかと思います。

店舗型の銀行はすでに持っている方も多いと思いますので、新たにネット専業銀行の口座を開設してメイン口座として利用することで銀行口座の最適化が可能になります。


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