携帯電話・スマートフォン・アプリでどこでも銀行サービスが受けられる
出先で振込が急に必要になる場合や、会社のPCでネット銀行のサイトにアクセスしたくない時もあります。
そんな時に活躍するのが携帯電話やスマートフォンを活用したモバイルバンキングのサービスです。ネット銀行ではモバイルバンキングも可能なので、携帯電話から振込や残高の確認などをすることができます。
ネット銀行のモバイルバンキングは2種類
ネット銀行が提供するモバイルバンキングのサービスは大きく2種類でブラウザベース(サイト型)とアプリです。
URLなどで指定されたサイトがある場合はブラウザベースのサービスで、アプリをダウンロードしてアプリ内で振込や残高照会ができるのがアプリ型のサービスです。
両方利用することもできますが、自分の使い勝手の良い方を利用するとよいでしょう。
使っている携帯電話がスマートフォンか従来型の携帯電話(フューチャーフォン)かどうかでもサービスが分かれます。
スマートフォンのブラウザ型のサービスはPCと同じようにインターネット経由でWEBサイトにアクセスすることになりますので、PC同様のセキュリティ意識が必要になります。
ネット銀行のモバイルバンキングの対応には差があります。
そのため、モバイルバンキングを利用する際は自分の携帯電話の状況と、どのようなサービスを利用したいかを考慮してネット銀行を選ぶ必要があります。
ネット銀行各社のモバイルバンキングへの対応状況
ネット銀行各社のモバイルバンキングの対応状況を見ていきましょう。
ここではどのようなチャネルに対応しているか、どのようなサービスに対応しているかをそれぞれ見ていきます。
■ネット銀行各社のモバイルバンキングの対応チャネル
銀行名 | ケータイ電話(フューチャーフォン) | スマートフォン | ||
---|---|---|---|---|
サイト | アプリ | サイト | アプリ | |
住信SBIネット銀行 | ○ | × | ○ | ○ |
楽天銀行 | ○ | × | ○ | ○ |
ソニー銀行 | ○ | × | ○ | × |
PayPay銀行 | ○ | × | ○ | × |
新生銀行 | ○ | × | × | × |
大和ネクスト銀行 | × | × | × | × |
auじぶん銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
このように見ると各社で対応状況が大きく異なることがわかります。
auじぶん銀行がフューチャーフォン、スマートフォンのサイト、アプリをすべて提供しています。さすが携帯銀行というだけありますね。
住信SBIネット銀行、楽天銀行はフューチャーフォンのアプリ以外はすべてのチャネルを押さえています。ソニー銀行、PayPay銀行はフューチャーフォン、スマートフォンともにサイトのみを提供していてアプリを提供していません。
新生銀行はフューチャーフォンのサイトのみ提供していて、スマートフォン対応はしてません。大和ネクスト銀行は残念ながらモバイルバンキングに対応していません。スマートフォンでPCサイトにアクセスする必要がありますが動作保証はされていないという状況です。
続いてサービスの対応状況を見ていきましょう。
■ネット銀行各社のモバイルバンキングの対応サービス
銀行名 | 口座開設 | 残高照会 | 入出金明細照会 | 振込 | 普通預金以外の取引 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 登録情報の変更も可能 |
楽天銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | かんたん振込も可能 |
ソニー銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 為替レート通知、人生銀行など |
PayPay銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | toto、ワンタイムデビットにも対応 |
新生銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 為替レート通知 |
大和ネクスト銀行 | × | × | × | × | × | – |
auじぶん銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ATM検索、電子マネーリーダーなど機能多数 |
各社基本的なサービスである残高照会や振込、入出金明細の照会などは可能です。
ただサービスとして充実しているのはauじぶん銀行で、ATM検索などほとんどの取引・サービスを携帯電話から利用可能になっていて、かざすだけで電子マネーの残高がわかる電子マネーリーダーなど携帯独自のサービスも提供しています。
まとめ
ネット銀行各社のモバイルバンキングの対応状況を見てきました。
結論としては、サービスは各社基本的な機能は提供していて、チャネルについてはばらばらということです。
サイトとアプリはどちらが良い?
サイトとアプリどちらが良いかという点は、アプリはリッチなコンテンツで使いやすいですが、残高照会ができればよいという方にとってはサイト型の方が速いし面倒でないということもありますので好みによると思います。
スマートフォン対応しているネット銀行が無難
ただ、対応機種についてはスマートフォンに対応しているネット銀行を選んでおいた方が無難です。
なぜなら今後機種変更する際はほとんどスマートフォンになると思いますので、スマートフォン対応をしていないネット銀行を使っていると機種変更をした際にモバイルバンキングが利用できなくなるという可能性があるからです。
自分にあったネット銀行を選ぼう
いずれにせよ、モバイルバンキングについては何に対応していないといけないということはなく、自分の携帯電話や利用したいサービスを提供していれば良いと思います。
迷ったら、対応サービスに穴がなく、スマートフォン対応をしている住信SBIネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行、ソニー銀行、auじぶん銀行の中から選べばモバイルバンキングを快適に利用できます。
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