公的年金の受取、国民年金保険料の口座振替支払ができるネット銀行
年金を受け取る世代の人はネット銀行にアレルギー反応がある人も多いですが、金利が高く、各種手数料もお得なのでネット銀行を利用すると様々なメリットがあります。
年金世代の人がネット銀行を生活口座にする場合、年金世代の人の収入の大部分を占める年金の受取ができるかどうかです。また現役世代の人で国民年金に加入している人は国民年金保険料の支払いを口座振替できるかも気になります。
そこで、年金の受取ができるネット銀行、年金保険料の支払ができるネット銀行をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
公的年金(国民年金・厚生年金)の受取ができるネット銀行
■公的年金(国民年金・厚生年金)の受取ができるネット銀行
銀行 | 年金受取 | 年金支払(口座振替) |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | ○ | × |
楽天銀行 | ○ | × |
PayPay銀行 | × | × |
ソニー銀行 | ○ | × |
新生銀行 | ○ | ○ |
auじぶん銀行 | × | × |
大和ネクスト銀行 | × | × |
公的年金の受取ができるネット銀行は住信SBIネット銀行、楽天銀行、ソニー銀行、新生銀行です。少し前までは年金の受取ができるネット銀行はありませんでしたが、対応するネット銀行が増えてきました。
新生銀行は厳密にいうとネット銀行ではなくメガバンクなどと同じ都市銀行の部類に入りますが、ATM手数料が完全に無料になるなど、ネット銀行並みの良いサービスを提供している銀行です。
公的年金の受取をするには日本銀行の国庫金・公金の取り扱い金融機関である必要があります。
主要なネット銀行の中では、PayPay銀行などは国庫金の取り扱いができないため、年金の受取ができません。
公的年金の受取銀行を変更する方法
■公的年金の受取銀行を変更する方法
- 年金受取機関変更届を入手する
- 変更届に必要事項を記入する
- 変更届を年金事務所または街角の年金相談センターに提出する
年金の受取金融機関は「年金受取機関変更届」を提出することで変更をすることができます。
年金受取機関変更届は年金事務所や街角の年金相談センターに置いてありますが、以下からダウンロードすることもできます。
変更届には今後年金を受け取りたい銀行口座の情報を記載する必要があります。金融機関名、支店名、銀行口座番号、口座名義人名等が必要になりますが、ネット銀行の場合はログイン後のサイトから確認をすることができます。
例として、住信SBIネット銀行はログイン後のWEBサイトから「口座情報」>「お客様情報照会・変更」と進むことで確認をすることができます。
■住信SBIネット銀行の画面イメージ
変更届に記入ができたら、最寄りの年金事務所か街角の年金相談センターに郵送または窓口で提出をするようにしましょう。
国民年金保険料の納付(口座振替)ができるネット銀行
国民年金保険料の納付を口座振替でできるネット銀行は2015年12月時点ではありません。
新生銀行が国民年金保険料の口座振替に対応しているので、便利なネット銀行で年金保険料を支払いたいという場合には新生銀行の利用を検討するようにしましょう。
また、国民年金保険料の納付は納付書による支払い、クレジットカードでの支払い、銀行口座での口座振替の3つの方法があります。
このような料金の支払いの場合、クレジットカードで支払うのがポイントの還元分だけ最もお得になることが多いですが、国民年金保険料の支払いは口座振替で1年分、2年分をまとめて支払うことで大きな割引を受けることができるので、銀行口座からの引き落としにするのが最もお得です。
現在、納付書で支払っている人は口座振替へ変更すると2年間で最大14,800円がお得になります。
なお、銀行口座を1つにまとめたいという人は多いですが、銀行口座を一つにまとめることが必ずしも正しいとは限りません。
銀行口座はいくつか持って目的別に使い分けることでそれぞれのサービスに強いネット銀行を利用することができたり、資金の使途が明確になるので、複数の銀行口座を組み合わせて活用するのがおすすめです。
年金だけでは生活が苦しい人も多いと思いますので、少しでもお金を節約できるようにネット銀行を活用していくようにしましょう。
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>>住信SBIネット銀行の口座開設(無料)
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本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
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