イオン銀行とじぶん銀行を金利・ATM・振込手数料で徹底比較!作るならどっち?
イオンをよく利用する人が便利なだけでなく、普通預金金利最強のイオン銀行と、スマホで使えて金利や手数料のバランスの良いauじぶん銀行。
どちらもサービス開始はネット銀行の中でも後発の部類ですが、その分サービスのレベルが高い良い銀行です。
イオン銀行とauじぶん銀行、どちらの銀行口座を使おうか悩んでいる人もいると思いますので、イオン銀行とauじぶん銀行のサービス内容を比較して、それぞれどのような人におすすめか見ていきたいと思います。
イオン銀行とauじぶん銀行の金利の比較
まずは預金金利の比較です。
イオン銀行とauじぶん銀行の普通預金金利と期間ごとの定期預金金利を比較すると以下のようになります。
■イオン銀行とauじぶん銀行の金利
ATM | イオン銀行 | auじぶん銀行 |
---|---|---|
普通預金 | 0.001% | 0.001% |
普通預金(優遇金利) | 0.1% | – |
1ヶ月定期 | 0.020% | 0.030% |
3ヶ月定期 | 0.030% | 0.040% |
6ヶ月定期 | 0.040% | 0.030% |
1年定期 | 0.050% | 0.050% |
3年定期 | 0.100% | 0.030% |
5年定期 | 0.100% | 0.030% |
※2016年11月時点
普通預金金利、定期預金金利すべてでイオン銀行の方が金利が高くなっています。
特に普通預金金利は、イオン銀行がauじぶん銀行の100倍も高い水準になっています。
イオン銀行ではイオンカードセレクトを持っていると、優遇金利が適用されて金利が100倍の0.1%になります。
これだけ普通預金金利が高い銀行もないので、金利重視の人はイオン銀行がおすすめです。
auじぶん銀行の定期預金で3ヶ月もの、1年ものの金利が他の期間よりも良いのは、調査当時キャンペーンを実施していたためです。
特に3ヶ月ものの定期預金には力を入れており、auじぶん銀行で定期預金を組むなら3ヶ月ものの定期預金がおすすめです。
イオン銀行、auじぶん銀行ともに定期預金のキャンペーンを随時実施していますので、チェックしてお得なタイミングで預金を組んでも良いと思います。
ただ、イオン銀行は普通預金金利の優遇により、定期預金よりも普通預金金利の方が高いというありえない状況になっていますので、定期預金よりも普通預金に預けておいた方が良いでしょう。
イオン銀行で普通預金より金利が高い円預金には、積立式定期預金があります。
毎月一定額を積み立てるタイプの預金ですが、こちらの金利が0.15%と普通預金よりも高く、国内の銀行では最高レベルの金利水準です。
金利を求める人は、イオン銀行の積立式定期預金がおすすめです。
積立は貯金の方法としても良いですし、長期的に資産を作りたい人は利用してみると良いと思います。
イオン銀行とauじぶん銀行の利用可能ATMの比較
次に利用可能なATMを比較していきます。
イオン銀行とauじぶん銀行のキャッシュカードが利用できる主なATMは、以下のようになっています。
■イオン銀行とauじぶん銀行の利用可能ATM
ATM | イオン銀行 | auじぶん銀行 |
---|---|---|
セブン銀行ATM | × | ○ |
イーネットATM | ○ | ○ |
ローソンATM | ○ | ○ |
ゆうちょ銀行ATM | ○ | ○ |
JR東日本ATM | ○ | × |
イオン銀行ATM | ○ | × |
三菱UFJ銀行ATM | ○ | ○ |
みずほ銀行ATM | ○ | × |
三井住友銀行ATM | ○ | × |
イオン銀行はセブン銀行ATMを除くと、主要なATMではすべて入出金が可能になっています。
セブン銀行ATMを利用できないのは、イオン銀行の大きなデメリットといえますが、イオン銀行ATMではいつでも手数料無料で入出金できますので、生活範囲にイオンがある人は気にならないと思います。
イオン銀行ATM以外にもゆうちょ銀行ATM、三菱UFJ銀行ATM、みずほ銀行ATMであれば手数料無料で入出金することができます。
ゆうちょ銀行ATMはファミリーマートに設置が進んでいますので、ファミリーマートが近くにある人も不便がなくなります。
auじぶん銀行はセブン銀行ATM、イーネットATM、ローソンATM、ゆうちょ銀行ATMなど主要なコンビニATMを抑えつつ、三菱UFJ銀行ATMも利用可能になっており、主要なATMを抑えているといえます。
使えるATMはそれぞれの人の生活範囲にもよりますが、バランス的にはauじぶん銀行の方が良いといえます。
イオン銀行とauじぶん銀行の各種手数料の比較
最後に各種手数料です。
■イオン銀行とauじぶん銀行の手数料
ATM | イオン銀行 | auじぶん銀行 |
---|---|---|
振込手数料(自行宛) | 無料 | 無料 |
振込手数料(他行宛) | 220円 | 174円・278円(三菱UFJ銀行宛は無料)(毎月最大5回まで無料) |
ATM手数料(入金) | 無料 | 無料 |
ATM手数料(出金) | 0-220円 | 110円(毎月2回-11回無料) |
振込手数料、ATM手数料
イオン銀行、auじぶん銀行ともに自行宛の振込手数料は無料になっています。
またauじぶん銀行は三菱UFJ銀行宛の振込についても無料になっています。auじぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同設立した銀行ですので、グループ内は無料というような位置づけなんでしょうね。
イオン銀行は他校宛の振込は一律で220円の手数料がかかります。
auじぶん銀行は3万円未満の振込は174円、3万円以上の振込は278円の振込手数料がかかります。
ATM利用手数料についてはどちらも入金の場合は手数料無料です。
イオン銀行はイオン銀行ATMなら24時間365日いつでも手数料無料で、三菱UFJ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、みずほ銀行ATMは平日日中(8:45-18:00)と土曜昼(9:00-14:00)は何度でも手数料無料で利用できます。
その他のATMについては、時間によって110円または220円のATM利用手数料がかかります。
auじぶん銀行のATM出金手数料は110円となっており、毎月2回までは無料になります。
ただし、ゆうちょ銀行ATMのみ1回のみ無料で、2回目以降は110円の手数料がかかります。
両社ともに独自の優遇サービスがある
以上が基本の手数料ですが、イオン銀行、auじぶん銀行ともに独自のサービスを提供して振込手数料やATM手数料をお得に利用できるようになっています。
イオン銀行にはイオン銀行Myステージというポイント制度があり、ステージに応じて月に1回から5回までATM手数料なら108WAONポイント、振込手数料なら216WAONポイントがポイントバックされます。
これにより一定回数はATM手数料や振込手数料を実質無料で利用することができます。
auじぶん銀行は2016年11月から「じぶんプラス」というサービスを開始しており、預り資産残高と取引条件に応じて、「じぶんプラス1」から「じぶんプラス5」までのステージが決まります。
ステージに応じて以下の回数だけ振込手数料、ATM手数料が無料になります。
■じぶんプラスのステージごとの無料回数
ステージ | ATM利用手数料 | 振込手数料 |
---|---|---|
じぶんプラス1 | 月2回 | 月0回 |
じぶんプラス2 | 月3回 | 月0回 |
じぶんプラス3 | 月4回 | 月1回 |
じぶんプラス4 | 月8回 | 月3回 |
じぶんプラス5 | 月11回 | 月5回 |
※どのステージでもゆうちょ銀行ATMの無料利用回数は月1回まで
比較的簡単にクリアできそうなのは、預金残高50万円以上か10万円以上かつ口座からの引き落としがあると達成できる「じぶんプラス3」くらいかと思います。
その「じぶんプラス3」でも、ATM手数料は月に4回、振込手数料は月に1回無料になるので、手数料をまったく支払わずに利用することも十分可能になっています。
各手数料については双方特徴的で、甲乙はつけがたいですがどちらも利便性は高いです。
実質的に手数料を無料で利用していくことも十分可能ですので、無駄な手数料は支払わずに銀行を利用したいですね。
まとめ
イオン銀行とauじぶん銀行の預金金利やATM、振込手数料などを比較して見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- イオン銀行は普通預金金利最強
- auじぶん銀行は使えるATMのバランスが良い
- 両方とも工夫すれば手数料を払わずに利用できる
結論から言うと、金利重視の人であればイオン銀行を利用するのがおすすめで、ATMの使い勝手を重視する人はセブン銀行ATMをよく利用するならauじぶん銀行、そうでない場合はよく利用するATMによってどちらかを選ぶのが良いでしょう。
イオン銀行はセブン銀行ATMを利用できないのが痛いですが、預金金利は最強の銀行です。
預金金利は少しの差でも長期間預けていると大きな差になるので、できれば預金金利の高いイオン銀行を使うようにしたいです。
イオン銀行とauじぶん銀行では普通預金金利に100倍もの差があります。
これだけ差があると、仮に毎年100万円ずつ預けていくと、10年で5万円弱、20年で19万円以上の差がつきます。(詳細の計算式は以下の記事をご覧ください。)
この差は大きいので、どちらかと言えばイオン銀行の方がおすすめです。
auじぶん銀行もATMの入出金が便利で、じぶんプラスのサービスによってATM手数料、振込手数料をすべて無料にすることも可能です。
おさいふがわりに使う銀行としては、かなり使い勝手の良い銀行ですので、少額を入出金するだけという人でセブン銀行ATMをよく使う人はauじぶん銀行でも良いと思います。
ご自分の利用状況や銀行の使用目的に合わせて使ってみてください。
どちらも口座開設、維持手数料ともに無料ですので、両方作って使ってみても損はありません。
なお、イオン銀行を利用する場合には、イオンカードセレクトを持っていないと優遇金利を受けることができません。
イオンカードセレクトを持っていることで、イオン銀行Myステージのステージも有利になりますので、イオン銀行を利用する人は必須のカードです。
イオン銀行とイオンカードセレクトは同時申し込みができるので、これからイオン銀行口座を開設する人は同時申し込みが手間が少なくおすすめです。
年会費も無料なので、イオンカードセレクトは作っておいた方が良いですよ。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
当サイトのおすすめネット銀行
クレジットカード機能付きのキャッシュカード「イオンカードセレクト」を持っている人だけの特典で、普通預金金利が100倍になります。
ネット銀行の中でもダントツに金利が高く、金利が高い銀行に預けたい人はイオン銀行がおすすめです。
リンク先はカードの申込ページですが、同時申込ができるのでイオンカードセレクトを紹介しています。
振込手数料、ATM利用手数料はランクに応じてそれぞれ月に最大15回まで無料になります。
グループのSBI証券との連携サービスは株取引が便利になるだけでなく、普通預金金利がぐんとアップするメリットもあります。
高金利の銀行を選んでメガバンクの100倍の金利を得る
マイナス金利といわれる今だからこそ、少しでも金利を高くするために銀行選びが重要になります。金利の差はわずかでも10年20年と経った時に大きな預金の差をつけることができますよ。
今は一番金利が高い銀行に預けることで普通預金金利をメガバンクの100倍も高くすることができます。お得になる金額は毎年100万円を預け続けると、10年で5万円弱、20年で19万円以上になります。
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