ネット銀行のセキュリティ1:IP制限サービス
不正利用を防ぐためにネット銀行もセキュリティを強化するサービスを提供しています。
そのサービスをいくつか紹介していきます。まずは自分のPC以外のログインを制限するIP制限というサービスを紹介します。
IP制限サービスとは
IP制限サービスとは万が一情報を盗まれた場合に備えて、ネット銀行のサービスを外部から利用できないようにするサービスです。
自分の口座情報にアクセスできるのは自宅のPCや会社のPCだけからのみ許可するという設定をすることです。
IPアドレスとは
このサービスで制限するIPアドレス、ドメインネームとは、インターネット上の住所のようなもので、インターネットに接続する際に割り当てられている文字列のことです。
「255.255.0.1」のような数字の羅列で、どこからアクセスしているかを表すデータになっています。
またIPアドレスを簡易的に識別、利用できるようにしたものがドメインネームです。
「xxx@google.com」のような情報でWEBページのURLにも使用されています。普段アクセスしているURLも「255.255.0.1」というわかりづらい住所(IPアドレス)を「xxx@google.com」のようにドメインネームに読み替えて使用しているのですね。
アクセスするWEBサイトにIPアドレスという住所があるように私たちがインターネットに接続する場合にもアクセスごとにIPアドレスが割り当てられています。
IP制限サービスの内容
これらのIPアドレスを設定しておくことでアクセスを制限するのがIP制限サービスの考え方です。
自宅のPC、会社のPCのIPアドレスを調べて登録しておくことで、それ以外のIPアドレスからのログインを許可しません。
複数のIPアドレスを登録することができるので、自分が利用する可能性のあるIPアドレスを登録しておけば、困るのは出先でログインしようとする時くらいですので、あまり不便なくセキュリティを高めることができます。
ネット銀行では楽天銀行が提供していますので、セキュリティを気にする方でIP制限を利用したい方には便利な銀行であるといえます。
フリーwifiには要注意
ネット銀行ではIP制限をしてセキュリティを高めていますが、IP制限をしていても利用する側が注意する必要があります。
IP制限をしている場合、当然ですが同じIPアドレスの場合はアクセスが可能になります。
ですので、カフェなどで提供されているフリーのwifiを使用すると、同一のIPとなりIP制限が意味をなさなくなります。
- フリーwifiを使用すると、同一のIPとなりIP制限が意味をなさなくなるので、金融機関などの重要な情報にアクセスする際は使用しない
例えばカフェでフリーwifiを使いながらネット銀行を使用していて、後ろの席からIDやパスワードをのぞき見されてしまった場合、IP制限をしていたとしても不正アクセスを検出することができず、不正利用をされてしまう可能性があります。
IP制限がされていたとしてもネット銀行など、きわめて重要な情報についてはフリーwifiを使用するのは控えて、自分で契約したモバイルwifiなどを使用するのが賢明であるといえます。
その他のセキュリティサービスの内容や対応ネット銀行は、別の記事にまとめていますので、以下の記事を参考にしてください。
本記事以外にも当サイトではネット銀行選びに役立つ情報や活用方法を紹介していますので、ぜひトップページから気になるページをご覧ください。
当サイトのおすすめネット銀行
クレジットカード機能付きのキャッシュカード「イオンカードセレクト」を持っている人だけの特典で、普通預金金利が100倍になります。
ネット銀行の中でもダントツに金利が高く、金利が高い銀行に預けたい人はイオン銀行がおすすめです。
リンク先はカードの申込ページですが、同時申込ができるのでイオンカードセレクトを紹介しています。
振込手数料、ATM利用手数料はランクに応じてそれぞれ月に最大15回まで無料になります。
グループのSBI証券との連携サービスは株取引が便利になるだけでなく、普通預金金利がぐんとアップするメリットもあります。
高金利の銀行を選んでメガバンクの100倍の金利を得る
マイナス金利といわれる今だからこそ、少しでも金利を高くするために銀行選びが重要になります。金利の差はわずかでも10年20年と経った時に大きな預金の差をつけることができますよ。
今は一番金利が高い銀行に預けることで普通預金金利をメガバンクの100倍も高くすることができます。お得になる金額は毎年100万円を預け続けると、10年で5万円弱、20年で19万円以上になります。
銀行サービスを研究している当サイトでも、今一番お得な情報だと考えています。
特に今メガバンクを利用している人はぜひ一度見てみてください。