イオン銀行とセブン銀行の違いと金利・サービス・手数料の比較

公開日:2016年11月6日
最終更新日: 2019年9月30日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

イオン銀行 セブン銀行

流通大手のイオンとセブンアンドアイグループでそれぞれ運営しているイオン銀行セブン銀行

銀行口座を開設する上で、どちらの銀行を利用しようか悩む人も多いと思いますので、イオン銀行とセブン銀行の金利や手数料、サービス内容の比較をしていきたいと思います。


イオン銀行とセブン銀行の金利の比較

イオン銀行 セブン銀行

イオン銀行とセブン銀行の預金金利を比較すると以下のようになります。

■イオン銀行とセブン銀行の金利

ATM イオン銀行 セブン銀行
普通預金 0.001% 0.001%
普通預金(優遇金利) 0.1%
1ヶ月定期 0.020% 0.025%
3ヶ月定期 0.030% 0.025%
6ヶ月定期 0.040% 0.025%
1年定期 0.050% 0.030%
3年定期 0.100% 0.040%
5年定期 0.100% 0.040%

※2017年8月時点

普通預金金利、定期預金金利すべての期間で、イオン銀行の方が金利は高くなっています。

上記の金利は2017年8月時点のものですが、イオン銀行の方が金利が高いという傾向は長い間変わっていません。

特にイオン銀行はイオンカードセレクトを持っていると受けられる優遇金利が優秀で、100倍の0.1%の金利になります。

イオン銀行 セブン銀行

優遇金利を受けると、定期預金よりもいつでも引き出せる普通預金の方が金利が高いありえない事態になっています。

またイオン銀行の優遇金利の普通預金金利(0.1%)とセブン銀行の普通預金金利(0.001%)を比べると、100倍も違いが出ます。

ちなみにイオン銀行には優遇された普通預金金利以上の金利を得ることができる、積立型定期預金という商品もあります。

セブン銀行はセブンイレブンなどに設置した「ATM」で収益をあげている特殊な銀行ですので、セブン銀行口座を利用している人向けのサービスはあまり充実していません。

逆にイオン銀行は積極的にイオン銀行の「口座」を利用してもらおうとサービスを充実させています。

普通預金金利は他のネット銀行と比べてもダントツに高い水準ですので、金利重視の人には間違いなくイオン銀行はおすすめです。

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イオン銀行とセブン銀行の利用可能ATMの比較

イオン銀行 セブン銀行

次にイオン銀行とセブン銀行の利用可能なATMを見ると以下のようになります。

■イオン銀行とセブン銀行の利用可能ATM

ATM イオン銀行 セブン銀行
セブン銀行ATM ×
イーネットATM ×
ローソンATM ×
ゆうちょ銀行ATM
JR東日本ATM ×
イオン銀行ATM ×
三菱UFJ銀行ATM
みずほ銀行ATM
三井住友銀行ATM

イオン銀行はセブン銀行ATMを除くほとんどのATMを利用することができます。

コンビニATMだけでなく、メガバンクのATMや駅のATMも利用できるので入出金はかなり便利といえます。

一方でセブン銀行のキャッシュカードが利用できるのは、自社ATMを除くと、ゆうちょ銀行ATM、三菱UFJ銀行ATM、みずほ銀行ATM、三井住友銀行ATMのみです。

コンビニATMは利用できませんので、コンビニではセブンイレブンでしか入出金ができません。

どのATMを使うかは人それぞれの生活範囲によって異なりますが、使えるATMの範囲でいうと、間違いなくイオン銀行の方が使い勝手がよいといえます。


イオン銀行とセブン銀行の各種手数料の比較

イオン銀行 セブン銀行

イオン銀行とセブン銀行の、振込手数料とATM利用手数料を比較すると以下のようになります。

■イオン銀行とセブン銀行の手数料

ATM イオン銀行 セブン銀行
振込手数料
(自行宛)
無料 54円
振込手数料
(他行宛)
220円 220円
ATM手数料 0-220円 108-220円

大きな違いがないように見えますが、ここでもイオン銀行の方が利便性は高くお得です。

セブン銀行は自行宛ての振込手数料も有料となっており、一般的なサービスレベルよりも低くなっています。

またATM手数料はイオン銀行の場合、三菱UFJ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、みずほ銀行ATMを利用する時には、平日日中、土曜のお昼であれば手数料無料で利用できます。

セブン銀行はセブン銀行ATM以外を利用すると、必ずATM手数料が発生しますので、セブン銀行ATM以外の利用はおすすめできません。

さらにイオン銀行はイオン銀行Myステージというポイント制度があって、ステージに応じてATM手数料や振込手数料がかかった時にポイントがたまります。

ATM手数料で108WAONポイント、振込手数料で216WAONポイントがもらえるので、実質的に手数料が無料になります。

毎月のポイントがもらえる回数には制限があるため、回数制限ありの手数料無料という感じですが、うまく利用することでATM手数料や振込手数料を完全に無料にして利用することもできます。

各種手数料の面でもイオン銀行の方がセブン銀行を上回っています。


イオン銀行のキャッシュカードでセブン銀行ATM入出金はできる?

イオン銀行 セブン銀行

ちなみにサービスの違いが多い両社ではありますが、それぞれのサービスを利用しようとすると、サービスの相性はかなり悪いです。

イオンとセブン&アイは小売・流通系のライバル企業ですので、それぞれのサービスの互換性はかなり低いです。ほぼないと言っても過言ではありません。

イオン銀行とセブン銀行でも同じで、イオン銀行キャッシュカードではセブン銀行ATMで入出金することができません。

セブン銀行は全国のセブンイレブンに設置されていますので、イオン銀行の利用者はセブンイレブンで入金したり預金の引き出しができないことになります。

銀行の面でいうと、サービスの相性が悪いことでマイナスが大きいのはイオン銀行でしょう。

セブン銀行キャッシュカードでもイオン銀行ATMを利用することはできませんが、イオン銀行ATMは全国のイオンのほかにはコンビニのミニストップに設置されているくらいですので、セブン銀行利用者にとってのマイナスは限定的かもしれません。

セブンイレブンは何といっても国内最大手のコンビニチェーンで全国に1万店舗以上あるので、セブン銀行ATMが使えないというのはイオン銀行にとっては大きなデメリットといえます。

ただし、近くのコンビニがセブンイレブンではないという人はあまり関係ありませんし、イオン銀行以外のネット銀行ではセブン銀行ATMを利用することができるので、ネット銀行を複数活用することでデメリットを打ち消すことは簡単にできます。


まとめ

イオン銀行 セブン銀行

イオン銀行とセブン銀行の金利や手数料、利用可能ATMなどの違いを比較してきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • イオン銀行は普通預金金利が最強
  • セブン銀行ATMは全国のセブンイレブンに設置
  • イオン銀行とセブン銀行はお互いのATMで入出金不可

セブンとイオンはライバル関係にある企業ですので、どちらを利用しようか悩む人も多いようです。

ただ、2つの銀行はかなり性格が異なり、特にセブン銀行はATM事業をメインにしているため、金利や手数料など、自社に口座を作って利用する上でのサービスはあまり充実していません。

ですので、サービス面だけを比較するとセブン銀行よりもイオン銀行の方が優れています。

特にイオン銀行は普通預金金利が高く、預金金利重視の人にはおすすめの銀行です。

セブン銀行ATMを使えない点がネックにはなりますが、他のネット銀行の口座を持っておくことで補うこともできますし、イオン銀行とセブン銀行どちらかの銀行で悩まれている人であれば迷わずイオン銀行をおすすめします。

イオン銀行 セブン銀行

イオン銀行の優遇金利はイオンカードセレクト(クレジット機能つきキャッシュカード)を持っている必要があります。

イオンカードセレクトの特典は多くあり、イオン銀行利用者にとっては必須といえますので、イオン銀行の口座開設の際はイオンカードセレクトとの同時申し込みがおすすめです。

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