スイープサービス預金の特徴とメリット(利率・リスク)

公開日:2013年12月11日
最終更新日: 2014年11月3日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

スイープサービス預金とは、預金している金額がそのまま証券会社で株を買うお金として使用できる預金です。

株を買うことができる証券会社はサービスを提供している銀行が提携している証券会社(多くはグループ会社)に限られますが、証券会社の口座に入金する手間がなくなり、入出金が自由にも関わらず預金金利も普通預金よりも高いため、その利便性から多くの人に利用されています。

ネット銀行とネット証券の連携サービスとして注目のサービスです。


スイープサービス預金の特徴

スイープサービス預金の特徴は以下の通りです。

スイープサービス預金の特徴
・預金しているお金を株の購入資金にすることができる
・入出金が自由にできる
・金利が普通預金よりも高い
・元本保証されている
・預金保険制度(ペイオフ)の対象となる

預金しているお金を株の購入資金にすることができる
スイープサービス預金の最大の特徴は預金しているお金を提携している証券会社から株を買う資金として使用できるという点です。

株を購入する証券会社は各銀行が提携している証券会社に限られますが、これまで証券会社で株を買う場合は証券会社の口座へ入金をするという手間が必要でした。

株を買う場合には相場が動いていて一刻を争うことが多く、入金の手間がなくなるというのは大変大きなメリットになります。

なお、現在スイープサービス預金を提供しているのは住信SBIネット銀行楽天銀行、大和ネクスト銀行の3銀行です。各サービスの名称と提携証券会社は以下の通りです。

特に住信SBIネット銀行楽天銀行が提携するSBI証券、楽天証券はネット証券のNo1とNo2ですので利便性も高く、ぜひ活用したいサービスです。

■各銀行が提供するスイープサービス預金

提供銀行 提携証券会社 サービス名
住信SBIネット銀行 SBI証券 SBIハイブリッド預金
楽天銀行 楽天証券 マネーブリッジ
大和ネクスト銀行 大和証券 普通預金



入出金が自由にできる
スイープサービス預金は銀行法上の預金の区分としては普通預金となりますので、入出金は自由にすることができます。

住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金は総合口座から振替をする形で入金するので、SBIハイブリッド預金から総合口座(普通預金)に振替をすればATMなどから出金することができます。

振替もWEBで完結するので手間なく手数料もなく入手金できるという点は大きなメリットですね。



金利が普通預金よりも高い
また多くのスイープサービス預金は普通預金よりも高い金利が設定されています。

各社は株式などへの投資を促すという意味でスイープサービス預金の金利を高く設定して預金してもらおうとしているんですね。

なので、普通預金で少し余った金額がある時は、株を買う予定がなかったとしてもスイープサービス預金に移しておいた方がお得になります。



元本保証されている
スイープサービス預金は普通預金ですので元本保証がされた商品になります。

株で損をしたというのであれば別ですが、スイープサービス預金に預け入れをしているだけの状態であれば元本が毀損するリスクはなく保証されているといえます。



預金保険制度(ペイオフ)の対象となる
元本保証と同じく、スイープサービス預金は普通預金になりますので、預金保険制度の対象となります。

そのため上限1,000万円の範囲であれば銀行が破たんした場合でも預金は保護されます。

他の預金であればここまでですが、本来証券会社の口座に入れるお金であったと考えるとデメリットとなる場合があります。

その点は次のスイープサービスのリスクの部分で解説します。


スイープサービス預金のリスク

スイープサービス預金のリスクは元本の保証がされていて、預金保険制度の対象となるため上限1,000万円までは万が一銀行が破たんした場合も保証されるため安全性は高い商品であるといえます。

ただし、実は証券会社の口座に入金をしていると、証券会社は預け入れられた金額を全額分別保管していて、破たん時にも口座保有者のお金は全額保護されています。

そのため証券会社に入れているお金であったと考えると、スイープサービス預金は上限1,000万円までしか保護されないととらえることもでき、この点がデメリット、リスクとしてあります。

株の購入資金は高額になることが多いので、1,000万円以上の金額は別の口座に移しておくなど措置が必要になります。


スイープサービス預金の活用法

スイープサービス預金の活用は何といっても株の購入資金とすることです。

預金残高をそのまま株の購入資金として使用できるので、株を取引している方にとってはストレスなく取引をすることができるようになり非常に便利なサービスとして活用できます。

また、まだ株を買う気がないという方にとっても、普通預金よりも金利が高いので普通預金と分けて貯金をしていきたいという時に活用できる口座としても使用できます。

毎月一定額をスイープサービス預金としてプールしておき、お金が貯まったら株や投資信託を購入して資産をつくるという使い方もできるので作っておいて損のない口座です。

スイープサービス預金を利用するにはネット銀行のほかにネット証券の口座も必要になりますが、完全無料で口座開設できますのでとりあえず口座開設しておくのがよいと思います。

SBI証券の口座開設>>

楽天証券の口座開設>>


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